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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 書きたいことは無尽蔵

「読む人の身になれ」「読めないと宿題が溜まっていく気分」…、カミサンから言われたことです。noteで諸々文章をアップする日常において、「書き過ぎではないか」ということを言われておりまして、マメに校正をしてくれていた時期もあるので感謝してはおりますが、とにかく忙しい人なので、今は「無理に読まなくていいです」ということになっております。

私、システム関連の部署も長いですし、それ以前に(インターネットがなかった時代)PCが一般的になってき始めた頃から、これからはPCの時代だと踏んで、Windows95が出たときに百科事典のようなノートPCを購入し、音楽のデータベースをつくったりしながら慣らしたんです。まあ、それ以前にもルポとかOasysとかのワープロ専用機を何台か叩き潰していますけど…。完璧なブラインドタッチではありませんが、タイピングは猛烈に早いんです。カフェで思いついた文章を入力している姿を見て、常連さんから「オーナー、何者?」と訝しがられてしまいます。

ここのところ7インチ盤専門店雑記という文章を週6本アップしておりますが、一応1000文字から1500文字程度のボリュームで打つようにしております(カフェのキッチンから見る風景は2000文字程度が目標です)。PCだと10~15分で一本打ちます。でも実際は、書きたいことを思いついたら、隙間時間の5分10分を見つけて概略を打ち、バスで移動中にスマホで仕上げる、というようなことをしております。だいたい5本程度を同時並行で書いておりますが、…noteを書くのに特別時間を割くことはしておりません。

ただし、レコ屋兼カフェ・オーナーにとって、音楽関連の文章を発信することは、店の宣伝という意味合いも出てきます。実際に「noteで読んだんですけど、このレコードありますか?」といって訪ねてくるお客様は一定数いらっしゃいます。そう考えると、まんべんなくいろいろな音楽について書くことが理想ということになりますね。

音楽に関しては、気になることがあればWikipediaなどで調べる習慣が身についておりますから、面白いネタを見つけ易い環境にもあります。以前は中央エフエムのパーソナリティをやらせていただいていた時期もありますから、その頃は常に番組の構成と選曲をアタマの中でやっておりました。しかも一回で2~3本収録しますから、何本も並行して構成を練っていたりしました。3年ほどやっていたわけですが、それが終わった現在は、月一回のイベントに向けての選曲などは常に考えておりますが、それも直前の1~2週間のはなし、それ以外は純粋に好きな音楽や「お、これいいな」という音源について調べてご紹介している程度です。…つまり、全く負担になっていることはありません。

やはりレコ屋ですから、ネタは身の周りに大量にあります。カフェの営業中も含め、一日のうちかなり多くの時間を音楽とともに過ごします。しかもロックもジャズも新旧とりまぜて、あれこれ聴いております。…むしろ書きたいことは無尽蔵と言えるほどあります。

そして、ここにきて繰り返し遭遇しているシーンがありまして、ちょっとマイナーなミュージシャンについて調べようとGoogleに入力すると、かなり上位に自分が過去に書いたものが表示されるんです。2002年から週1本「下町音楽夜話」という文章をアップし続け、1000号で終了しておりますし、noteはコロナ禍が始まった2020年4月から開始し、既に4年3カ月経過しております。単純計算でも1500本ほどは書いております。音楽関連ばかりではありませんから、少なめに見積もっても2000本程度は自分が書いた音楽関連の文章がウェブ上で読める状態になっているんです。日本ではあまり人気がないアーティストについて書いた文章などは、検索でヒットしてきて当然なのかもしれません。

ウェブを巨大なデータベースと捉えたとき、データベースは量が質に転化する性質もありますから、集合知+時間の蓄積の中で自分の書いた文章が一定の役割を果たしていることは面白いですし、note界隈の皆さんも同じような経験をしていらっしゃるかなと思うと、ここでの横の繋がりは新たな価値を生み出すものになるかもしれないという感触もあります。

そう、書きたいことが無尽蔵と言えるほどあるんですよ、ホントに。カミサンの指摘で一つ見誤っているなということがありまして、文章を書くということが通常はストレスを伴うものだという一般常識ベースの発想なんです。でも自分の場合、好きな音楽について書くことは即ち楽しみであり、しかもお店の売上げにも繋がるものだったりするわけで、ストレスは微少なわけです。

そんな事情を説明し、校正目線で読む必要はないからということで、「もう少し書かせてくれ」とお願いし、了承が得られました。これまでは一日一本としてきましたが、もう少しペースを上げさせていただこうかと思います。一日に何本も書くわけではありませんが、少なくとも書き溜めてある文章に関して、自分の興味が薄れる前にアップしてしまいたいという程度の話です。

…繰り返し書いておりますが、カフェのオーナーって、別にヒマなわけではありませんよ。「もっと書くってどんだけヒマなん」と思われても困るんですけどね。いろいろな意味で誤解が生じ易い人間でして、申し訳ありませんね。

※これで、だいたい20分、1000文字10分、100文字1分というペースですかね。…もう少しいけるかな。


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