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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 022:ブルース・ロック特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第22回(2022年2月25日(金)20時~
(再放送:2月27日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週のお題はフリートウッド・マック結成前夜あたりの時期を中心としたブルース・ロック特集です。

1曲目
「I Could Feel The Whole World Turn Round」Shotgun Express (1966)

今回の特集の出発点としたのが、1966年から67年にかけて存在した短命のバンド、ショットガン・エクスプレスです。リーダーはキーボーダー、キャメルのピーター・バーデンス、ギターがピーター・グリーン、ドラムスはミック・フリートウッド、ベースがデイヴ・アンブローズ、ヴォーカルがロッド・スチュワートとベリル・マースデンといった布陣です。デイヴ・アンブローズはセックス・ピストルズやデュラン・デュランをデビューさせた伝説のA&Rマンです。曲はあまり面白くないです。

ピーター・グリーンがブルースブレイカーズへ移籍、ロッド・スチュワートがジェフ・ベック・グループ立ち上げのために脱退といったところで解散、ミック・フリートウッドもブルースブレイカーズへ行ってしまいます。

2曲目
「Stormy Monday」John Mayall & Bluesbreakers (1966)

ブルースブレイカーズに関しては、まずはエリック・クラプトン在籍時の音源から。ここではドラマーのエインズレー・ダンバーの経歴やらも含めてご紹介しました。ジミヘンのコイントスの逸話は面白いです。

3曲目
「Oh, Pretty Woman」John Mayall & Bluesbreakers (1967)

続いてミック・テイラー期のブルースブレイカーズです。文句なしの名演です。

4曲目
「It Hurts Me Too」John Mayall & Bluesbreakers (1967)

5曲目
「Double Trouble」John Mayall & Bluesbreakers (1967)

ピーター・グリーン、ジョン・マクヴィ、ミック・フリートウッドが在籍した時期のブルースブレイカーズです。素晴らしいです。ここらはお聞かせすること優先であまり語りません。文句なしの名演です。ジョン・メイオールのヴォーカル以外は本当に素晴らしいです。

6曲目
「Hellhound On My Trail」Fleetwood Mac (1968)

7曲目「Shake Your Moneymaker」Fleetwood Mac (1968)

フリートウッド・マック、チキン・シャック、サヴォイ・ブラウンの3大ブルース・バンド等をご紹介して、ブルース・バンド期のフリートウッド・マックです。「ヘルハウンド~」はピーター・グリーンがピアノを弾いております。エルモア・ジェームス好きのジェレミー・スペンサーをバッキングとして雇いいれたわけで、「シェイク・ユア・マネーメイカー」あたりの演奏はさすがです。

8曲目
「Memo From Turner」Mick Jagger (1970)

そのうちいっぱいかけるだろうということで、ローリング・ストーンズはかけません。ミック・ジャガーのソロで「メモ・フロム・ターナー」をご紹介。ライ・クーダーのスライドが猛烈に格好いい曲です。映画「パフォーマンス」からのシングル・カットでした。

9曲目
「Black Magic Woman」Fleetwood Mac (1968)

10曲目
「Stop Messin’ Round」Fleetwood Mac (1968)

もう少しブルース・バンド期のフリートウッド・マックを続けます。初期の有名曲「ブラック・マジック・ウーマン」、そして「ストップ・メッシン・アラウンド」です。前者はサンタナのカヴァーが大ヒットしますが、オリジナルはこちら。その後クリスティン・パーフェクトさんコンバートの経緯等を解説しつつ、ポップになって行くフリートウッド・マックのその後を語りました。

11曲目
「For Your Love」Fleetwood Mac (1973)

ヤードバーズのカヴァーですが、フリートウッド・マックのブルースから離れてしまうことを宣言した曲かということを語りました。

12曲目
「Poor Girl」Savoy Brown (1979)

3大ブルース・バンドと言いつつフリートウッド・マックの圧勝なのですが、他もかけるかということで、サヴォイ・ブラウンも一曲。サヴォイ・ブラウンのキム・シモンズとチキン・シャックのスタン・ウェッブもご紹介。リーダー以外はどんどん変わるということで、しょーもない人間関係などと嘆いております。

エンディングの曲はフォガットのデビュー・アルバムからガツンと一発ご紹介しました…、あ~、フェイドアウトしちゃった…。

13曲目
「I Just Want To Make Love To You」Foghat (1972)

次回はリクエスト特集+ウォール・オブ・サウンド特集です。お楽しみに。番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp


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