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7インチ盤専門店雑記509「I'm No Angel」

時々脳内でループ再生してしまう曲があります。これまでも何度かご紹介しましたが、ここしばらく、最も強力な脳内ループはThe Winery Dogsの「I'm No Angel」という曲です。10年ほど前の曲ですが、時々無性に聴きたくなります。イベントの準備などをしているときは都合が悪いもので、何を聴いていても、つい聴きたくなってしまったりします。ここ3週間ほどは毎日数回再生しています。

The Winery Dogsはギターのリッチー・コッツェン、ベースのビリー・シーン、ドラムスのマイク・ポートノイの3ピース・バンドですが、バカテク3人の集まりですから、そういった演奏を聴かせることに重心があるかと思いきや、曲も結構いいですし、リッチー・コッツェンというギタリストは想像以上に歌が上手いです。ヴォーカリストとしてもっと注目されてもいい人だと思います。昨年11月の来日公演では追加公演もあったようですから、人気はあるのでしょうか。

YouTubeには何種類もの動画が載っておりまして、上記2つ以外にもアコースティック・ヴァージョンとかもあるようですが、まあメリハリの効いたLive Versionがいいですね。このメンツですから、いかにもといった感のあるハード・ロックですが、ストレスフルな日々にはこういうものも必要ではないでしょうか。

そういう意味ではブラック・クロウズの新曲「Wanting And Waiting」もかなり脳内ループ的素質のある曲です。一回聴けば憶えてしまうようなシンプルなリフの曲が元々好きですから、当然といえば当然なんですが、しかも大好きなブラック・クロウズです。新盤リリースに先がけて2月中旬からヴィデオが公開されておりましたが、この2月ほどで100回は観ましたかね。何か知らん、魅力的な連中です。

ブラック・クロウズに関しては、1990年のデビュー・シングル「Jealous Again」で直ぐに気に入り、それ以来フォローし続けておりますから、もう34年聴き続けている連中です。まさかのジミー・ペイジと一緒にツアーをしてくれたり、ライヴ盤も出してくれたり、最近ではルーサー・ディッキンソンが合流したり、まったくもって目が離せません。「Jealous Again」も脳内ループ系でしたね…。

せっかくですから、ついでに載せておきますが、ここしばらくでブラック・クロウズと合わせて新盤系のヘヴィロテはキース・リチャーズです。間もなくCDが発売になるルー・リードのトリビュート盤「The Power Of The Heart」冒頭に収録されている「I'm Waiting For The Man」のヴィデオ、クセになるというか、「おい、ジイサン、渋いな!」といったところで、日に数回聴いております。これ、いいですよ。

とにかく、産業ロックのイベントが近づいているのですが、準備に集中させてくれない連中です。というか、イベントに関係ないものが聴きたくなる性質を何とかしないとまずい気もします。

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