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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 本の虫

図らずも年末年始8連休となってしまいました。飲食店は営業自粛せいとおかみが言うておりますし、実際お客様もここにきてグッと減ってしまいました。早じまいもいいですけど、もうお休みしてしまえと思い、定休日の日曜から日曜までぶーんと休んでしまいます。年末恒例の京都旅行もキャンセルし、思い切り巣籠もり態勢になってしまいました。備えとしては本を10冊ほど購入しましたが、既に2日で3冊読了。8日はもちませんな。合わせて年明けにちょいとありまして、月刊誌のレコード・コレクターズをごそーっと読み返しております。2021年はまたいろいろありそうなので、早め早めの準備を兼ねて動いております。

実は巣籠もりと言いつつ、今日もほぼ終日お店で作業をしておりました。レコード・コレクターズは自宅に100冊ほどでしょうか、巻頭特集が好きなものだけとってあるのですが、これもパラパラ眺めたりしておりますが、お店の方にも10冊ほどありましたから、諸々チェックしたりしております。巣籠もりという割に、走るように移動し、資産税やら諸々の支払い等を銀行やコンビニで済ませ、お店に着いてからも猛烈に動き回っておりました。「京都に行っていた方がのんびりできたな」などと考えつつも、これまでにないバタバタを楽しんでおります。

2021年は夏ごろに文化センターの講師依頼も受けておりまして、いろいろ準備をしないといけないようです。実際に拘束される時間は長くないかもしれませんが、いい加減に済ませられるものでもありません。もちろん音楽関係ですが、はたしてどんな方が聴講にいらっしゃるやら。それ次第、つまり例えば年齢層などを見て内容を微調整したいところですが、事前に情報が得られるのやら。お初の施設なので、さっぱり様子が分かりません。以前は老人福祉センターで基礎英語の講師をしたこともあるのですが、随分熱心に準備して、楽しめるように工夫しましたから、感謝もされましたし、達成感も得られました。さあ、ブンカセンターノセンセイ、どうしたものやら。

とにかく年末年始はまとまった時間がとれそうなので、普段できないことがやりたいものですが、結局読書三昧ですかね。普段読みたくてもなかなか時間がとれないことが続いていますからね。昔と違い、スピードも落ちてしまいました。自己流ですが、速読術のようなものを身に着けておりまして、かなり早いです。ただの斜め読みとも言いますが、昔はそれでもアタマがついて行けたのですが、最近は脳みその回転速度が思い切り緩んでしまいましたかね。さほどスピードが出ません。

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10~15年ほど前ですが、前職では若手職員に声がけして勉強会みたいなものをやっていた時期がありました。いろいろなテーマを決めて、英語でプレゼンをしてみたり、ディベートもどきのようなことをしてみたり、知的な遊びのような会でした。その頃は毎週金曜日にOAZOの丸善に買い出しに行き、7~10冊程度の本を購入して、みんなで回し読みをしたりしておりました。丸善からの帰途、大手町のスタバで2~3冊読み終えてしまう勢いでしたから、それなりのスピードだったとは思います。

結果として年間365冊も達成できました。実は20歳30歳40歳50歳51歳52歳に達成しているんです。その50歳ごろの話ですね。52歳のときは400冊越えだったと思います。20歳30歳の頃は時間がいっぱいありましたからね。40歳のときはメチャクチャ忙しい身でしたが、死に物狂いで到達したものでした。勉強会の頃は、ドラッカーやらビジネス書みたいなものも多かったので、時間はかかりません。小説はそれなりに時間が必要ですからね。また面白いと思えば、繰り返し読んだりもしますので、最低でも2~3日はかかってしまいます。小説は文章を味わいたいですからね。

さて、懐かしい話はここらで切り上げて、読書に戻りますかね。ジジイの昔話と自慢話と説教はゴミほどの価値もありません。今回はクラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんの本を集中的に読んでおります。また、カミサン用に買ったものですが、古内一絵さんのマカン・マランのシリーズも控えています。いずれも心温まる類のものです。個人的にはあまり毒のある文章が得意ではありません。こういう作家さんの文章の方が、心に沁みてリフレッシュできます。村山早紀さんの本など、繰り返し読みたくなります。そういえば加藤シゲアキ君の直木賞候補作「オルタネート」も買ってありますね。さ、温かいコーヒーでも淹れて、読書、読書。今は巣籠もりが一番です。



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