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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 集客ツール

ジンジャー・ドット・トーキョーは昔からクリスマスやヴァレンタイン・デーなどといった特別な日のご利用は少ない傾向にあります。普段のデートであれだけカップルがいらっしゃるわりに、特別の日には違うみたいです。面白いです。でもこれは想定内というか、こちらが目指している状況でもありますから、特別問題でもないんです。とにかくカジュアルなカフェめし屋でご近所さんやビジネス・パーソンのランチ利用を中心にしていますから、これでいいんですけどね。昨年まではクリスマス・イヴには働きたがらないスタッフのために臨時休業にしていたくらいですから…。そういえば、今年はクリスマス飾りもつけてないですね…。

今年のクリスマス・イヴは土曜日でしたから、元々ディナーの営業はありませんでした。ランチは…やっぱりかなり少なかったですかね。久々遊びにきてくれた前職の同僚さんと長話をしていられるくらいに余裕がありました。一番客も前職の同僚でしたから、まあ普段とはかなり違っていたかもしれませんがね。

ここのところ、ランチタイムのお客様は、コロナ前とは比べようもないものの、一時よりはだいぶ増えてきました。ただ思い切り不安定です。入る日もあれば入らない日もあります。その落差が大き過ぎて眩暈がしそうです。結果的にスタッフは2人態勢にならざるを得ず、無駄が多いのは悲しいほどの状況です。

集客ツールに関しては、本やらレコードやらラジオやらいろいろありますが、最近は読書会もやってませんし、トークイヴェントもやってません。コロナに一番痛いところを突かれたようなものです。それでも金曜日はラジオのOA時に数人いらして、かわりばんこにレコードをパタパタ見ながら聴いているような状況でしたから、理想的というべきですかね。キッチンはスタッフのM君に任せきりで、こちらはお客様のお相手に忙しく動き回るという、なかなか楽しい時間でした。

ラジオでは「2022年に入手したレコード:7インチ盤編」の本番OAでして、かかった曲の7インチ盤を順番に見ながら、お客様とあれこれ語り楽しんでおりました。お初のご来店だったDJイヴェントをやっていらっしゃるという女性のお客様が、「これは買えるんですか?」とおっしゃいまして、さんざん悩まれた末に結局一枚お買い上げくださいました。ラジオでかけたレコードはこれまでも何枚か売れたことはありますが、一緒にラジオを聴きながらお買い上げに繋がったのはお初でしたから、これはこれで嬉しかったですね。

ラジオはいつまで続けられるか不確定要素が大きくて店舗の集客ツール・販促ツールとするには微妙な位置づけではありますが、ある意味、かなりレアなビジネスモデルです。上手く回せれば強力な集客ツールになるでしょう。昨夜は他にも何枚か売れておりますから、これが続くようであればサイコーなんですけどね。いろいろな意味で、実績を積み上げることが最も大事なわけで、実に喜ばしい一枚でした。

中央エフエムの年末年始は特番体制となります。我が「さらまわし・どっと・こむ - The Vinyl Paradise」もお昼の12時から連日再放送となります。お客様から「まるで『孤独のグルメ』みたいですね」と言われましたが、これはこれで有り難いですね。

放送内容は2022年10月から11月ごろOAとなった回、すなわち「ラジオであまりかからなくなった曲特集」「70sソウル特集」「ハートランド・ロック特集」「Sting特集」「意外なゲスト・意外なコラボ特集」「80sの空気感:男性ポップデュオ特集」「Wishbone Ash特集」といったところです。お正月にふさわしいかとか、大掃除が捗る内容かといったことは考えてもしょーがないので、SNSで告知のアップに勤しむことといたしましょう。

さて、シフトダウンして年末モードに切り替えるとしますか。


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