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7インチ盤専門店雑記105「バック・オフ・ブーガルー」

リンゴ・スターの「バック・オフ・ブーガルー」、大好きな曲です。1972年に英国で2位まで行ったヒット曲ですが、アルバム未収録です。ジョージ・ハリスンの「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」制作中に録音されたとかで、プロデュースとギターはジョージ・ハリスン、ベースはクラウス・フォアマン、ピアノはゲイリー・ライトと豪華なメンツです。しかもコーラスはマデリン・ベルとレスリー・ダンカンも参加していますから、サイコーです。

アップルの7インチのリンゴは何故か青です。ベスト盤には収録されるものの、オリジナル・アルバム未収録ですから、一応7インチ盤だいじです。CDでは「グッドナイト・ウィーン」のボーナス・トラックになっております。「それ、ちゃうやろー」と言いたくなるやつです。

リンゴ・スターって、何とも不思議なドラマーです。手数が多いわけでなし、むしろアタックの強さが特徴と言えるかもしれませんが、筋骨隆々というわけでもなし、何なんですかね。この曲のドラムスの音も相当アタックが効いてます。

この盤、個人的にもの凄く大事にしています。状態もかなりいいものを保有しているわけですが、中古盤店でどういうわけかあまり見かけません。実はこの盤以外には、ボロボロのCランク程度の盤しか見かけたことがないんです。たまたまかも知れませんけどね。従って、売りたくない度が高いため、いつもお高めの値札がついております。

以前、3000円の値札を見て「これ、300円なら買うんだけどな」とおっしゃったお客様がいらっしゃったんですけどね。ヤフオクとかチェックしてみると、800円相場あたりなんですかね。でも状態がね…。「そこまで状態がいい盤はレアなんですよ」といって、値引きしませんでしたから、売れませんでした。…まあ、そんなものでしょう。でも、こんな美麗盤、おそらく二度とお目にかかれないと思います。実は3000円でも安いと思っています。




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