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7インチ盤専門店雑記317「World Boogie」
ノース・ミシシッピー・オールスターズの2013年のアルバム「World Boogie Is Coming」ですが、何と申しましょうか、扱いに困っております。個人的にはここ20年くらいで、ノラ・ジョーンズやマデリン・ペルー当たりの女性ヴォーカルやロバート・グラスパーあたりの現代ブルーノート関連とともに、最も多く聴いているアーティストですが、カフェのお客様とシェアすることなく、ほぼ個人的な趣味として、密かな楽しみ的に聴いております。つまりお店でかけることはほとんどないので、アルバムの多くは自宅に置いてあります。お盆休みで自宅のレコード・ラックを眺めていると、どうしても目についてしまいましてね…。
ラジオ番組の終わりが見えてきて、自分の好きなもので、まだかけてないものはないかということを多く考えるようになって、どうしても意識してしまうのがこの辺というわけです。かけたいんですけど、この盤の解説をするのに、どうにも正確な情報に辿り着けないんです。ラジオであまりテキトーなことは言えませんからね…。
一昨日、別のnoteで触れていたファイフという笛の音もよく聴こえておりまして、やはり好きなあたりです。↓ このヴィデオに出てくる黒人女性がファイフを吹いたりドラムスを叩いたりするSharde Thomasです、多分。
この連中のレコードやらで毎度思わされるのですが、極東の島国でこの辺の音を聴いている人間がいると思っていないのか、クレジットとかがテキトーで、よく分からないことだらけなんです。「それくらい知ってるでしょ」と言われているような気分になります。Wikipediaもさほど情報が多くなくて、誰が何をやっているかもよく分かりません。「Dedicated to : 」の中に、お父さんのJIm DickinsonやR.L. Burnsideの名前と並んで書いてある、T-Model Fordというのも人の名前なんですね。…ディグし甲斐のある領域です。
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こういった写真からは、エド&ロニー・ヤングあたりのテイストもありまして、芋蔓式に情報を手繰っていって、一巡して元のNMAに戻ってきてしまったような感覚です。
そして、実は10年前に購入したこのLPに7インチ・シングルが一枚ついていたことを先ほど発見しまして、「どっかに書いといてよ~」となっております。
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そして、この盤をみると、「with Robert Plant on harmonica yam yam」と書かれております。…あのレッド・ツェッペリンのハーモニカがやたらと上手いヴォーカリストの彼ですかね?…多分、そうですね。Wikiとか何も書いてないんですけど…。ちなみに、うしろについている「yam yam」は何なんですかね?「うめー」くらいの意味ですかね?レッド・ツェッペリンのコレクターが見たらビックリしそうですけどね。…はい、ビックリしてます。
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