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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 014:2021年に入手した新盤LP

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第14回(2021年12月31日(金)20時~
(再放送:2022年1月2日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週のお題は「2021年にリリースされたLP特集」、今年購入した新盤の特集です。全曲アナログ・レコードですが、今回はすべて輸入盤LPでお届けしました。本放送が大晦日、まさかの紅白歌合戦の裏ということで、誰も聴いてないだろーなとタカを括って本人が楽しんでます。今年もアナログ三昧でした。来年もアナログ三昧でしょう。コロナ…来年は落ち着いて欲しいですね。

1曲目
「Rattlesnake Shake」Mick Fleetwood & Friends (2021)

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2020年に開催されたピーター・グリーン・トリビュートのライブ音源から、ヴォーカルにエアロスミスのスティーヴン・タイラーをフィーチャーした「ラトルスネイク・シェイク」です。今年一番のお気に入りアルバムです。如何せん4枚組です。盤を取り出したらもう入らなくなってしまいました。4枚以上はボックスにして欲しいものです。

2曲目
「Fire It Up」Steve Cropper (2021)

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2曲目は今年一番多くターンテーブルにのせたのではというアルバムのタイトル・チューンです。80歳ということですが、ブルース・ブラザースも相変わらず人気で、ギターの演奏も衰えず、いい盤でした。最新版が最高の一枚みたいなのがいいですよね。

3曲目
「Don’t Know Why 」Norah Jones (2021)

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ノラ・ジョーンズのライヴ盤も出ました。定番曲のアレンジを随分変えてきているところが面白く、あえてこの曲としました。まあ鉄板、間違いなしのクオリティでした。

4曲目
「Better Days Ahead」Pat Metheny (2021)

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パット・メセニーが若手を起用して作ったライヴ盤ですが、出た瞬間、今年のジャズ系一等賞はコレで決まりと思ったアルバム「サイド・アイNYC」です。猛烈な演奏クオリティです。こちらもあえて人気曲を選びました。

5曲目
「Rhythm In Your Mind」STR4TA (2021)

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アシッド・ジャズの仕掛人、人気DJジャイルズ・ピーターソンとインコグニートのリーダー、ブルーイが組んだプロジェクトのアルバムです。80sサウンド的な鳴りを上手く再現しています。さすがです。

6曲目
「Big Boss Man」Ronnie Wood featuring Bobby Womack (2021)

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今年最も待ち焦がれた盤と紹介しております。ローリング・ストーンズのロン・ウッドがジミー・リード・トリビュートのライヴ盤をリリースしてくれました。ギタリストにミック・テイラーを擁し、ボビー・ウーマック、ミック・ハックネル、ポール・ウェラーという世代を超えたジミー・リード好きがフィーチャーされております。番組ではアナログ人気と言いつつ工場はフル稼働でも生産が追いついていない現状を思い切り嘆いております。

7曲目
「Once In A Lifetime」David Byrne (2021)

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サントラ盤から選ばれたのは、デヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア・オン・ブロードウェイ」です。今年一番の評価を得ている映画ではないかと言っておりますが、私の周辺では確かに評判がいいですね。まだ映画は観てないので言葉を選んでおりますが、「2枚通して聴くと少し飽きがくる音」だと失礼なことを言ってますね。

8曲目
「Thirteen Days」Tom Petty (2021)

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2017年に亡くなったトム・ペティの新盤です。「シーズ・ザ・ワン」という映画のサントラをアップデートしたような盤「エンジェル・ドリーム」というのがリリースされました。ここからはJ.J.ケールのカヴァーをご紹介しました。いいんです。

9曲目
「Swingin’ With The Cats」Jim Campilongo And The Ten Gallon Cats (2021)

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1996年にリリースされた彼らのファースト・アルバムの25周年記念盤です。ノラ・ジョーンズのサイド・プロジェクト、リトル・ウィリーズのギタリストですが、テレキャス使いの要注意人物です。この人、SNSで私をフォローしてきたので、フォローバックしましたが、実に好きなタイプのギターでして、嬉しい限りです。「テンガロン・キャッツ」というバンド名が、ジャズとカントリーの融合的な音を想起させて面白いのですが、ジャケットは巨猫風で笑わせてくれます。

10曲目
「I.G.Y.」Donald Fagen (2021)

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 最後は突然リリースされたドナルド・フェイゲンの高音質ライヴ盤ですが、スティーリー・ダン名義の2枚組ライヴ盤と同時リリースで、こちらだけ先に届いた状態で収録日を迎えました。まあ、海賊盤みたいなジャケット・デザインですからまったく期待していなかったのですが、これが意外に内容もよければ音質も素晴らしいものでした。ここでもあえて定番曲を選んでみました。これ、ホントに悪くないアルバムです。

次回は新年1回目ですから、リクエスト特集なんぞでまったりとスタートします。

番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp

よいお年をお迎えください。

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