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7インチ盤専門店雑記275「結局曲なのか?」

相変わらずライヴ盤をあれこれ聴いているわけですが、もうラジオ番組の選曲はどこかよそに置いてきてしまった状態で、自分の本当に好きなライヴ盤って何?というところまできました。…ようやく、きました。まあ番組用に選曲するときも、一発で決まるなどというのはほとんどないわけで、詰めて、詰めて、「直前まで粘ると辛いぞ」と分かっていながら毎度のように粘っているわけです。拘る性質じゃなければもっとラクに生きられるのにと思わなくもないのですが、…無理なんでしょうね。…しかも、どうでもいいことに拘るわけで。

好きなライヴ盤は何ですか?という質問を反芻して、昨日あたりから「デイヴ・メイスン好きだったなぁ」という考えが脳内を支配しております。でも今回、かけるつもりがなくて、最初から選外確定しております。どうも他と並べてかけたとき、インパクトが弱いというか、限られた時間の中でどうしても5分を割りあてるか…、申し訳ないけど、今回はパスですね。でも個人的には、世の中のアナログ盤で聴ける全ライヴ音源でもTop10入りはするくらいに好きなのが、デイヴ・メイスンの「フィーリン・オールライト」だったりします。いっぱい素晴らしいカヴァーが生まれて、作者ヴァージョンよりいいかもと、失礼なことを言われ続けている曲ですけどね。

まあ、ついでに申しますと、ジョニー・ウィンター・アンドというグループがありまして、これのライヴもかなり好きなのですが、曲が絞り込めません。元々スタジオ録音もライヴ感バリバリの人なので、あえてライヴでという意味が思い切り薄いのですが、当然ながら上手いですし、聴きごたえは十分にあります。「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」とか「ジョニー・B・グッド」「ロックン・ロール・メドレー」とか、アマチュア・バンドでも最近はやらないようなベタな選曲ですけど、ライヴの魅力って本当はこの辺なのかも、と思わせるものだったりします。…完全にリスナーを選びますね。

「スレイド・アライヴ!」好きでしたねぇ、コレ。ウルサイんだ、とにかく。ヘタなハード・ロックも可愛く聴こえるくらいにやたらとハ―ドです。凄いウルサイ盤。…大好き。

まあ、ラジオ番組から離れると、この辺なんですけどね。他人様にはおススメしませんけど、個人的に好きという路線ですね。悪趣味ですかね…。これに加えてキース・ジャレットとか、パット・メセニーとか出てきてしまうから、ややこしい人間なんですかね…。


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