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7インチ盤専門店雑記294「惑星空間」

インパルスのレーベル・デザインの話からジャズのレコード棚を眺めていたところ、意外なほどインパルスは所有していないということに気がつき、どんなものがあったのか気になって調べてみました。しっかりImpulse! Recordsのウィキペディアのページにリストが載っており、ついつい眺めてしまいました。

ジャズのアナログレコードは、好きなアーティストのものをちょい聴きする程度なので、「こりゃインパルスのレコードがウチにはあまり無くて当然!」と思ってしまいました。まあコルトレーンとその周辺人脈が聴ければいいんですけど…。インパルスの音源、アナログ期には360枚程度しかなくて、結構な割合をコルトレーンが占めていることが確認できただけでも収穫でした。

元々ジャズはアナログで聴くことを諦めております。拘るとカネが異常なほどかかりそうだということが早くに知れていましたから、まあお安い時に見つけた盤で、ある程度楽しめればいいかなといった聴き方なんです。ではコルトレーンが安く売られているかというと、これがものによるんです。有名盤はやはり高額です。状態のいいオリジナル盤はそれなりにします。でも有名盤ではないマイナー盤も結構ある人ですから、しかも死後に未発表音源がいっぱいリリースされているので、案外あるといった印象です。

ヘッダー写真の「惑星空間 Intersteller Space」も死後(1974年)のリリースですから、さほど人気でもないのか、インパルスのわりに300円くらいで入手した記憶があります。まあ、ドラムスのラシッド・アリとのデュエットですから、期待しない方がいいことも分かってはいたんですけどね。…それにしても、敷居の高い音楽です。

コルトレーンのおっちゃん、ホルストの惑星を聴いたんですかね。いきなり宇宙空間に行ってしまうとも思えないので、キッカケがあったとは思いますが…。まあ、フリーの音源を真剣に聴くのは年に数回ですが、この辺は数年に一度ターンテーブルにのせる機会があるか否か…。

ちなみに、「Ascension」という有名盤があります。これも1965年にインパルスに吹き込んだ音源ですが、我が家にいらっしゃる盤はJasmineです。Jasmineはロンドンに拠点を置く再発専門のレーベルでして、 ↓  盤のレーベル等も妙に安っちぃ〜雰囲気です。ジャケットのデザインは同じですけどね。

フツーに考えたら海賊盤かと思います。でも一応MCAからライセンスされているということはオフィシャルです。オフィシャルでこれは…。やっぱ、インパルスの方がいいなぁ~。

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