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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 真夏の夜の7インチ・ジャズ Vol.2

相変わらず、ジャズの7インチ盤で遊んでいます。先日ランチを食べにいらしたお客さんがジャズのボックスを見て、えらく驚いていらっしゃいました。やはり不意を突かれたような状態だったようです。

私「昔は普通にリリースされていたんじゃないですかね。」

お客さん「そうなんでしょうけど、見たことなかったな。」

私「ジャズ喫茶にいかないと聴けなかったとか、ものの本には書いてありますから、ご家庭では7インチだったんですかね?」

お客さん「売っていたかなあ?」

私「今でも売ってますけど、店の隅っこに追いやられてますけどね。」

お客さん「…私もレコード屋で働いていたんですけどねぇ…。」

私「…はぁ、でも意識して集めてみると、それなりにありますね。」

お客さん「今、夜はやってないんでしょ。またゆっくり見にきたいんだけどなぁ。好き者連れてくるからさぁ。」

私「しばらくはできそうにないですよねぇ…。」

お客さん「酒飲みながらこんなの見たら、箱ごと買うとか言い出しそうだな…。」

こんな会話を繰り返しているような気がするんですけどね。ジャズと言っても、だいたい皆さん、この辺を想像されるわけですね。

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ところが、ブルー・ノートあたりが出てきて、「おわっ!!」となるわけですね。

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ブルー・ノートの盤って、カンパニー・スリーヴって言うんですか?内袋までオシャレというか、格好よいというか、いい感じなんですよね。

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テイチクレコードさんのJAZZ CONCISE SERIESというのも、統一感があって、しかも何だかいい感じだったりします。DECCAあたりですね。

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ビッグバンドとか、あまりいい状態の7インチ盤はないと言いたいところですが、…世の中少しはあってくれるので、そういうものは目ざとく手にいれないといけませんやね…。 ↓ こういうのなんかね。案外あるものなんですね。

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おっと、ビッグバンドは好きじゃない、語らないと常日頃言っているんだから、話をもとにもどしましょ…。さすがに ↓ この辺は少ないでしょうね。でもいい音で鳴るんだな、これが…。

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ジミー・スミスって、ジャズでもエッジに立っていた人なんでしょうから、売り方もジャズなんだか、ブルースなんだか、みたいなところがあって、それでも好きな人は好きですからねぇ…。ヴォーカルも結構うまいんですよ。

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猛烈な残暑の日々が続いておりますが、夜になって、少し涼しくなった頃、こんなのをとっかえひっかえターンテーブルにのせて、兄ちゃんの「ワークソング」もわるくねえな、なんぞとつぶやいております。ああ、ビール飲みたくなる音だな、これ…。

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