7インチ盤専門店雑記092「サン・ハウス」
7インチ盤専門店などと言ってシングル盤ばかりいじっていると、サン・ハウスなどは縁遠い存在となってしまいます。でも大好きなのでCDは大事にとってあります。LPは1枚しかありません。でも収録されている「ジョン・ザ・レベレーター」は、聴くたびに全神経を集中する名曲なので、家宝レベルの一枚です。
ブルースにハマった頃、まずはマディ・ウォーターズ、それからバディ・ガイといったロック・ミュージシャンが好きなあたりから聴き込んで行くという普通の入り方でした。いろいろな書物を読み始めてからは、当然のように、ロバート・ジョンソンとチャーリー・パットンに手を出し、辿り着いたのがサン・ハウスという、王道的な聴き方なのではないでしょうか。サン・ハウス、ハマりましたね~。毎晩聴いてました。
正直なところ、曲という概念で捉えていいものか、悩ましいところです。自分はさほど宗教的感覚を持ち合わせない人間でして、まあ普通の日本人的な八百万の神に畏敬の念を抱く程度ですが、ここまで信心深い歌唱を耳にすると、さすがに宗教的な崇高さを肌で感じてしまいます。神々しいまでです。こればかりは文章化しても意味がないと思います。実際に聴いてください。
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