７インチ盤専門店雑記009「デッドヒート」

「ファイアー・アンド・レイン Fire And Rain」ジェイムス・テイラー James Taylor (1971)

ポール・ニューマン主演、マリオ・アンドレッティ、ジャッキー・スチュワート、デニス・フルム等伝説のF1レーサーが出演しているドキュメンタリーのサントラからカットされたシングルが、なんとジェイムス・テイラーの「ファイアー・アンド・レイン」なんですね。

７インチ盤の世界では、ジェイムス・テイラーって難しい人なんです。市場に出回っていないんですよ、本当に。時々黄色い「きみの友だち」を見かける程度で、それ以外にもいっぱいあるはずの７インチ・シングルはどこへ行ったのと不思議になるくらい、中古盤店では見かけません。オークションで時々出ている盤はもうもの凄いお値段なので、見ないようにしています。何でなんですかねぇ…。

まあ、ファースト・アルバムの曲は理解できるんです。アップルですから、ビートルズ関連音源としての付加価値があるのでしょう。マッカートニー・プロデュースの曲もありますからね。これは致し方ないと諦めもつきます。でも、それ以外の曲も本当に少ないんですよね。まあ、アルバムで聴きたいアーティストですけどね。それを言ったら、ロック系はみんな同じですからねぇ…。

この盤、「デッドヒート」の文字は目立つんですけど、曲名とかが目立たないんですよ。オークションの写真では知らないと見逃しそうです。これも相当にレアな盤だとは思いますが、映画のサントラって、また別の市場みたいなものがあるようで、出てくるときは出ますからね。まあ、スタートのお値段で落札しましたからラッキーでしたけどね。ご覧のようにレーベルはスタンプの見本盤です。状態は非常にいいので、お値付けどうしたものか…。