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ばり好き!福岡市!「AMAM DACOTAN」 と 「東游酒菜Nuwara Eliya」


四半世紀しはんせいきぶり、四度目の福岡市


そりゃ 四半世紀しはんせいきぶりなのだから浦島太郎子状態で、日進月歩のスピードでグローバル拠点都市に変貌する食の都・福岡市の姿にびっくりしたのは当たり前、それにしても天神辺りを自転車で走りながら、ここって新宿か渋谷じゃない?と錯覚しそうになった大都会福岡市。それでいて都内よりコンパクトで温かさもあって、福岡市の中心でばりすごく好き!福岡市!と心の中で叫んだのでした。

今回は福岡市中央区に七泊八日の滞在。

グルメタウン福岡といえば、屋台に博多ラーメン、水炊き、もつ鍋、ごま鯖、辛子明太子にあまおうスイーツ、博多うどん、ひと口餃子に鉄鍋餃子。
新鮮な海の幸!いやいや、まだまだあるでしょ。

が。
福岡市に行くことがあれば、絶対に訪れたいお店が二軒ありました。
今、最も熱い注目のパン屋さんと福岡風スリランカレストランです。
滞在中それぞれ三回、四回訪れたほどのばり好き!ぶり。


AMAMアマム DACOTANダコタン


数年前に ELLE エルgourmetグルメ danchu で紹介されていて、もし福岡に行くことがあれば必ず行こうと決めていたベーカリーです。


青山の骨董通りを思わせるようなけやき通りから
六本松へ自転車で7分
えっ?ここ?このビル?
と一瞬思ったけれど…


石のプレートにAMAM DACOTAN
ランプのデザインにも惹かれます
AMAM DACOTANはアイヌ語のアマム小麦コタン集落を組み合わせた造語
「小麦の家」を意味しているそうです
2018年11月オープン 福岡市六本松が本店
2021年10月にはAMAM DACOTAN表参道
その後、系列店のI`m donut?渋谷 I`m donut?中目黒店
dacōダコーなどもオープン
一目置かれているベーカリーです
嬉しいことに並ばずに入店できました


あぁ、この空間です
雑誌でみてこんなパン屋さんがあるの?!と感嘆した不思議な世界
石とドライフラワーとアンティーク調の照明と雑貨
扉を開くとそこは石の町にある小さなパン屋さん
というコンセプトが表現された空間にぐっと心をつかまれます
イタリアン出身のオーナーシェフ平子良太さんが手がけたインテリア、スタッフのコスチュームなど店作りも独創的でハイセンス
もちろん主役のパンの放つおいしいよ~ビームもすごい!


この日訪れたのは午後3時過ぎ
もうパンはほとんどないかな?と思っていたけれど
まだまだいろいろなパンがありました
なになに?このパンたち、どんな味なの?
まるでパンの国にまぎれこんだようなトキメキとわくわく


「全商品半額です」とスタッフ
えっ?そんなセールやるんですか!?と俄然あれもこれもとトレーにのせていきました!

粗挽きキーマカレー ナスのアラビアータドッグ
明太ペペロンチーノ バゲット
明太子と黒胡椒、バターが効いた皮パリッ中ふんわりのバゲット
翌朝もおいしくいただきました
amam dacotanのソーセージドッグ
ハーブ香るソーセージ パンチのあるソースを自分でつけて食べたいかも?

どのパンもハードすぎず、フィリングやトッピングとの調和というか融和が素晴らしい!斬新で繊細で、それでいてとっつきにくくて気取ったパンじゃないところもいい。
(おいしいんだけどタフすぎて疲れちゃうハード系パンというのも多々あるでしょ?そういうのは食べるほうもタフじゃないといけないし)

あんこ練乳バター
ひと口食べたらあんこの美味しさがわかるパン
きび砂糖とはちみついり自家製あんこ きちんと作ったパンはわかります
ピスタチオ 練乳バターサンド
ピスタチオバターと練乳バターのWバターサンドもまずバターがおいしい!
どちらのパンもちょうどいい柔らかさでバターに寄り添います
あれ?左のパンの名前なんだったっけ?7/31のことなのでワスレマシタ)


大事にお宝のパンを前かごにいれて猛暑の中自転車で帰宅、五人で少しずつ味わったのでした。
これはもう福岡市に来たら通うしかないでしょ。
(並ばなくていいというのが何よりいい!)

というわけで再来店です。

8/4 午後1時過ぎ
次々と来店客はあるけれど
今日も並ばなくてもお店に入れました
食パンもおいしそう~
ほうじ茶大納言食パンに惹かれます


菓子パンもどれも食べてみたくなる
選ぶのが大変


総菜パンも思わず、えっ?ナニナニ?と商品名をじっくりみてしまいます
どのパンもたっぷりの具材がはみ出しています


上:プロシュートとブルーベリージャム ブルーチーズのハニートースト
時計回りに:味噌グリーンカレーパン
厚焼きオムレツのサンドイッチ
マッチャイチャイ


これ最高!
厚焼きオムレツとパンの柔らかさが同じで
ほんのりちょい甘の味もオムレツとパンがいっしょ!
この一体感はすごい!
厚焼きオムレツには昆布茶が少〜し入れてあります

これはもはやパンという概念を超えているのでは?
まるでお濃茶をいただいているような美味なる苦みの効いたブリオッシュ生地に
抹茶チョコレートのコーティング
ぱらりと表面に振ってあるのはチャイスパイスマサラ
ワインにも合いますね


この組み合わせ、私は大好き
ブルーベリージャムを合わせるの、マネしてみよう
甘じょっぱいがいいですね

この日は猛暑でも持って帰るのに大丈夫なように保冷バッグ持参。
帰ってから二人でシェアして至福のパン時間。


どうしてもダコタンバーガーを食べてみたい!
ということで再再訪問。

8/5 午前11時40分
午前中はやはりお客さんが多いです
だけど並ばずに入店
きっと電車などでやってきたのであろう若い女性客やカップルが多かったですね


午前中だとさすがにたくさんのパンがずらりと並んでいます


ありました!ダコタンバーガー!
時計回りに:バナナとピスタチオのバターサンド
ダコタンバーガー
マッチャイチャイ


ここのバターサンドってほんとうに美味!
これでもかと香ばしいピスタチオトッピング


お店の顔ともいえるダコタンバーガー
シードたっぷりのフォカッチャに
紫キャベツのマリネ、オレガノがアクセントの自家製サルシッチャ、グリル野菜~パプリカ、なす、かぼちゃ
このパンも具材とパンのバランスがいいのです
というかしっかりお惣菜食べています感が好き
サルシッチャにイタリアンっぽいソースと自家製のハラペーニョソースをかけて食べたらもっと好きかな


バナナフィナンシェのこの形、ステキすぎます
買おうか迷ったけど
次回の福岡市訪問のときの楽しみに取っておくことにしました


今一番好きなパン屋さんは?
即答です。


AMAMアマム DACOTANダコタン


オーナーシェフの平子良太さんのインタビュー記事、頷きながら読んだのでした。
著書も図書館で予約中。



東方游酒菜 Nuwaraヌワラ Eliyaエリア


福岡生まれ
福岡育ちのスリランカレストラン!

このお店を知ったのは、図書館で手に取ったスリランカ料理の本を読んだからです。
スパイス料理全般、特にインド、スリランカ、ネパール、東南アジアの料理本は面白そうだと思ったら必ず借りて読むという習性、それがもう三十年以上。

「ツナパハ」「ヌワラエリヤ」の公式レシピ本。
スリランカ人シェフと日本人社員の掛け合いによる対談形式で進む人気のカリーやスリランカ料理のレシピが45種!
お店の誕生秘話や建築家の社長によるコラム、たくさんの写真も掲載!

AmazonBookサイトより引用


掛け合い漫才みたいに書かれている調理実況も面白いし、ゆる~い雰囲気ながらも押さえるところは押さえてあるレシピ本で、面白いなとお店の住所をチェックしてみたら、今度訪れる福岡市の、それも滞在先の近く、そりゃ行きますって。

1988年オープン
(場所はオープン時から移転してこの場所になったそうです)
福岡発
福岡育ちの
スリランカレストラン
二階が入口


午後8時
8時といっても福岡は夕暮れが遅いので夜遅い感じがしないのですよね
ドアを開けて店に入るとけやき通りの風景が全面に広がります
街路樹の欅は大きく緑豊かで
街ゆく人と車の流れを見るのも風情があります


これこれ、この本
この本がここに連れてきてくれたのです


バーも併設
スリランカの避暑地といった雰囲気
一気に寛げてお店の雰囲気に染まりました


大人三人&子ども二人
大人用にはビールとアラック、ワインに合う料理を
子どもたちはイングランドカリーなど辛くない料理を注文

ブリンジョールなすサラダ~薄切りにしてパリッと揚げたナスのサラダ
ナスと野菜の相性もよしの旨うまサラダ


クリケットボール
まん丸でかわいいスリランカ風コロッケ
しっかりと辛さが残るこちらも美味なる一品
あとフライドマトンもオーダー


やっぱり頼むでしょ
ディナータイム限定
ラサボジュン~スリランカンプレート
日替わり野菜カリー、チキンカリー、日替わりサンボール、パリップレンズ豆カリーなど
ライスはジャポニカ米
ああ、スリランカ料理って辛さの中にやさしい味わいがあって、さほどオイリーでもなくやっぱり好きです!
大人三人でシェアしてちょうどいい量でした


子どもも大人も一度でお気に入りのレストランのひとつになりました。

それからこのお店にはテイクアウトのツナパハ弁当なるものがあって、お昼も夜もテイクアウトできるということで、ライスと梅干、サンボールやスリランカの野菜料理、これにチキンか野菜の汁カリーを付けるというのが気にいって、実に三回お弁当を買ったのでした。

本とアートと香辛料!空間もご馳走!
ギャラリーの匂いのする
スリランカレストラン
(文章は店舗HPより引用)
まさにその通りの空間です!

テイクアウトのツナパハ弁当が出来るのを待ちながら
カレー特集の雑誌を読むひと時
落ち着くのですよ
お昼のけやき通りは明るい風がそよと吹いている感じで好き
(実際は猛暑で風も吹かず…)


ツナパハグループも、やはりオーナーの建築家・前田勝利さんの生き方というか、お店のコンセプト、ぶれない考え方に惹かれてしまうのです。



たった七泊八日の福岡市滞在だったのに
どうも
私は
この町の魔力に、ばり魅せられてしまったようです。


次はいつ行こうかしらとソワソワとガイドブック読んでいる
残暑どころか、まだまだ猛暑の八月中旬 note です。


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