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トラベルノート

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フランクフルトから出発して、トルコを経由し、アジアを旅した記録ノート
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記事一覧

【連載 ベトナム中部の魅力③】2011年 世界遺産 ミーソン聖域の歩き方

チャンパ王国が残した世界遺産ミーソン聖域 19世紀頃までは、ベトナム中部~ファンティエットあたりまではチャンパという王国が支配していました。 チャンパとは、ベトナムとはまったく文化の違う、インド圏の文化が元になっていた王国。で、このチャンパ王国は度々ベトナムに侵略してきて、何度かハノイを占領しているんです。 しかし、最終的にはベトナムが南下して、チャンパ王国の領土を全部奪ってしまうんですね。 ミーソン聖域はそのチャンパ王国が残した遺跡でベトナムの世界遺産の1つです。 ホイア

【連載 ベトナム中部の魅力②】2011年 世界遺産 水の都ホイアンの歩き方

ホテル選びで旅がかわる 旅ではホテル選びはとても重要。 初日から止まっていたホテルBINH DUONG 1 HOTELはアタリと言ってでしょう。 やはり、ホテルはなるべく紹介してもらった方がいい。 バックパッカー向けのホテルだから、とにかく話が早い。 面倒な、鉄道のチケットも手数料がかかるもののホテルの受付で手配できました。 実は、初日のホテル選びが楽だっただけに、ホイアンではホテルを厳選することなく決めてしまい、失敗することになるのです。 フエといえばブン・ボー・フエ

【連載 ベトナム中部の魅力①】2011年 世界遺産の街 古都フエの歩き方

実際に僕がベトナム中部を訪れたのは、2011年の話です。 ベトナム中部の【フエ、ホイアン、ダナン】は、【京都、奈良、大阪】のような関係なので、3都市を一度の旅行で周ることができるし、それぞれ個性があり魅力的な都市です。 今回紹介する3都市を周れば、ベトナムの良さを十分といっていいほど体験できます。 【連載 ベトナム中部の魅力①】では、2011年の旅を振り返りながら、この3都市を紹介していきます。 2011年 フエ・ホイアン・ダナンの旅 それは、僕がベトナムで働くようになって

ベトナム ホーチミンからクチトンネルとカオダイ教ツアーに参加 後編 2011

さて、前回はクチトンネル周辺の森林を散歩したお話でした。 午前中は、森林浴をして爽やかな気分になった後、午後はベトナムのオリジナル宗教カオダイ教の総本山見学です。 カオダイ教とは カオダイとはベトナム道教の最高神玉皇上帝のことであり、総本山教会堂の祭壇中央に信者を見下ろすように設置される目だまは、カオダイの神の目である。これは天眼と呼ばれ「宇宙の原理」「宇宙の至上神」の象徴とする。この目玉はカオダイ教のシンボルマークでもある。教義では、キリスト教的な要素、特に聖職者の階

ベトナム ホーチミンからクチトンネルとカオダイ教ツアーに参加 前編 2011

シンカフェのツアーに参加2011年にホーチミンから日帰りで行けるツアー、クチトンネルとカオダイ教ツアーに参加しました。 日系の現地ツアー会社で参加すると、すごく高い(HISだと70ドルする)ので、ホーチミンの欧米人バックパッカーが集まるデタムエリアのシンカフェのツアーに参加しました。 ツアー料金は11ドルでした。 このツアーは欧米人向けなので、英語が分からないとつらいかもしれません。 バスの出発はシンカフェの前から。 ちなみに、HISなどの現地ツアーはホーチミン市内のホテ

初めての海外旅行でタイでバックパッカーしたときの記録 2001

「旅人」という名前の友人がいた。 彼は、名前の通り毎年のように海外を一人で旅している。 夏休み明けには、必ず彼の行ってきた海外の写真を見せてもらっていた。 タイ・インド・チベット・中国・・・。 当時は、SNSなんかなかったから、もちろん現像した写真だ。 僕が海外への関心を強めていたのは彼の影響が大きいだろう。 2001年の大学3年の夏休み。 バイトの合間をぬってはじめての海外へいくことにした。 行き先はタイランド。 日本から近く、物価も安いタイは面白いと「旅人」という名前の

一ヶ月の旅にかかった費用とあとがき 2009年 アジア旅行記

一ヶ月の旅にかかった費用 一日分の費用はその日の最後に記載しているから、省略。 ここでは、トータルでいくらかかったかをまとめてみたい。 ただし、すでに8年も前のことだから、あくまで当時のレート。 2009年当時のレート 1€(ユーロ)=135円 1TL(トルコリラ)=65円 1RM(リンギット)=26円 1$(ドル)=95円 1B(バーツ)=3円 1T$(台湾ドル)=3円 1日目 103.44€  ドイツ→トルコ 2日目 165€+57.5TLトルコ 3日目 98.5T

【台北から東京へ】2010年1月17日 7ヶ月ぶりの日本に帰国して見る日本の姿

台北から日本へ 昨年の2009年6月28日僕は、大きな期待と夢を胸にドイツ留学へ旅立った。 それから、約7ヶ月振りに日本に戻ることになる。 正直言って、ドイツで得たものはあまりなかった。 日本に帰って、 「何をするのか。」 「何ができるのか。」 現実と向き合わなければならない。 ただ、一つだけ自分の中で感じていることがある。 「海外で働きたい。」 もちろん、ドイツに行ければ一番いい。 それ以外の選択肢も考える必要がある。 まずは、日本に帰る。 それでこの旅が終わ

【台湾 台北】2010年1月16日 一ヶ月続いた旅最後の夜 故宮博物館と101展望台 そして別れ

台北最後の日 今日は、台湾観光最後の日であり、明日は台湾から東京に帰るだけだ。 思い起こせばドイツを出発したのはたった1ヶ月前なのに、随分と昔のように思える。 しかも、その時は「日本に帰る」というよりも「旅立ちの心浮かれる」気持ちだった。 この長かった(?)1ヶ月の旅ももうすぐ終わる。 腹の調子は相変わらずよくないが、今日という最後の旅の日を楽しもう。 台北でデート KYOとは朝の10時に待ち合わせていた。 今朝は遅れずに、彼女はやってきた。 台湾の女の子はメイクをする子

【台湾 台北】2010年1月15日 千と千尋の神隠しの舞台 九份と黄金郷

九份へ この旅も残すところあと3日となった。 最後の1日は移動日だから、台湾を堪能できるのも、旅気分を味わえるのも2日しかない。 日本に帰ると現実と向き合う日々に戻る。 8時に起きようと思っていたが、起きれたのは8時半だった。 ただ、腹の調子はだいぶ良くなってきたのがうれしい。 9時半に宿をでて、MRTとバスを乗り継ぎ11:15頃には九份に到着した。 街並みは、期待通りの雰囲気があるわけなのだが、ここからの景色が綺麗なのは、予想外だった。 天候にも恵まれて、本当に九份の街

【台湾 花連】2010年1月14日 タロコ峡谷で自然の恵みを満喫

花連 今日は太魯閣峡谷[タロコ] をまわるツアーバスで観光する。 昨日買った薬のおかげで、下痢はなんとかおさまったが、まだ体調万全とは言いがたい。 腹痛は少し残っている。 ホテルの朝食バイキングで僕が食べられるようなものはほとんどなかった。 パンと目玉焼きで朝食を済ました。 8時にチェックアウトして、ロビーで待っていたらツアーバスが迎えに来た。 運転手が中国語で話しかけてきた。 何を言っているかわからずに困っていると、台湾人の女の子が英語で通訳してくれた。 この子もこのツ

【台湾 台北から花連へ】2010年1月13日 台湾では筆談で伝わるというのは本当か?

台北から花連へ腹が痛くて夜中に目を覚ました。 トイレに駆け込むと、水のような便が出た。 完全に下痢をしていた。 その後は、ほぼ1時間おきにトイレに駆け込んだ。 ドミトリーだったので同室の方にも迷惑をかけたに違いない。 あまりに気まずかったので、明るくなると同時に宿をでた。 そして、花連に向かった。 何度トイレにいっても下痢がおさまる様子がない。 台北から花連に向かう電車でも何度もトイレに立った。 左手に見える綺麗な海岸線をゆっくりと眺めている余裕がなかった。 30分に1

【台湾 台南】2010年1月12日  台南の遺跡群

台南2日目 8:30にホテルを出ると、まず駅に向かった。 駅に荷物を預けて、台南観光の続きだ。 本日周る台南の遺跡群はどれも近い、まずバスで向かったのは安平樹屋だ。 ここについたのはすでに10時を過ぎていた。 安平樹屋 ガジュマルの木に食べられた倉庫跡地だ。 カンボジアでみたタ・プロームもそうだったが、自然の力の偉大さを感じる。 安平古堡 億載金城 お昼すぎまでフラフラと歩きまわった。 今日のような快晴だと旅がとても心地よい。 ところで、時々、僕のことを日本人だと

【台湾 台南】2010年1月11日 鄭成功ゆかりの地台南

台南へ 今日でお世話になったYIN家ともお別れだ。 今朝は早く出たいとYINの両親に伝えてあった。 8:00に朝食をとり、その後すぐにYINパパが車で高速鉄道の駅まで送ってくれた。 この高速鉄道は日本の新幹線に相当するらしく、とても速いのだがチケットも高い。 台中から台南までは555Tドルだ。 貧乏旅行の僕は普段乗らない鉄道だ。 しかし、YINパパがこのチケットを買ってくれた。 まったく恐縮してしまう。 さらに、YINパパが台湾での宿泊先を紹介してくれて、その宿泊先のメモ