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【台湾 台北】2010年1月16日 一ヶ月続いた旅最後の夜 故宮博物館と101展望台 そして別れ

台北最後の日


今日は、台湾観光最後の日であり、明日は台湾から東京に帰るだけだ。
思い起こせばドイツを出発したのはたった1ヶ月前なのに、随分と昔のように思える。
しかも、その時は「日本に帰る」というよりも「旅立ちの心浮かれる」気持ちだった。
この長かった(?)1ヶ月の旅ももうすぐ終わる。

腹の調子は相変わらずよくないが、今日という最後の旅の日を楽しもう。

台北でデート


KYOとは朝の10時に待ち合わせていた。
今朝は遅れずに、彼女はやってきた。
台湾の女の子はメイクをする子もいれば、スッピンのままの子もいる。
KYOは後者だ。でも、スッピンのままでもカワイイ。
日本に連れて行って、ちゃんとメイクしたらもっと可愛くなるだろう。

なんて考えながら、彼女と二日目のデートがスタートした。

今日は忙しい。
最後に行きたいところが多いからだ。
何としても故宮博物館には行きたい。

というか、ドイツで出会った友人に、
「台湾に行くなら故宮博物館は行くべきだよ!」
と言われていたのだ。

本日は小雨がパラついていて決してデート日和ではないが、KYOとのデートは楽しかった。
まずは、歩いて二二八公園と総統府、中正記念を周った。

総統府

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中正記念館

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どの建物もかなりスケール感がでかい。
威風堂々としており、中華思想が反映されている建物だと感じた。
しかも雨の中なのに、結構な数の観光客がいた。

一通りまったら雨が強くなってきたのでカフェに入ることに。

するとKYOに
「日本人はすぐお茶したがるね~」
と言われて、なぜかドキッとした。

また、カフェでとりとめもない話をしていた。
しばらくしたらお腹が空いてきたので、KYOオススメの小籠包のお店へ向かうことにした。

激ウマ小籠包の店


KYO曰く
「私はかなりの方向音痴だ」
昨日から現時点までの間に、とくにおかしなことはなく、彼女のいう意味がわからなかった。
しかし、この小籠包屋さんに向かうまでに、彼女の方向音痴度合いに驚いた。

結論から言うと、カフェと小籠包のお店の距離は近かった。
カフェを出て右に歩いて行けば、その小籠包の店にすぐ着く距離だった。
しかしKYOはカフェを出て左に歩いて行き、
二二八公園を約1周して小籠包の店に辿り着いたのだった。
彼女は、おそらく地図の読めない女子の部類に入るだろう。

そういえば、台湾に来てから美味しい台湾料理を食べていない。
「台湾料理は本当に口にあわない」
と思っていた。

しかし、遠回りしてたどり着いたこの店の小籠包、餃子そしてシュウマイどれを食べても美味しかった!!
台湾に来てから1番美味しい料理だった。
わざわざ遠回りして歩いてきたかいがあった。

台北に行くときには、是非また行きたい店だが、残念ながら場所はもうわからない。

台北市立美術館へ

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残り少ない台湾観光もあと半日。
まずは、台北市立美術館へ向かう。
この建物は、かつてドイツで見たヘルツ&ドムローンの建物に似ている。
設計は台湾籍建築家高而潘だ。

 しかし、塗装はあちこち剥がれており、あまり綺麗とはいえない。
展示物はあまり興味を引くものはなかったがKYOはつきあってくれた。


世界4大博物館の一つ故宮博物館へ

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次は本日のメインイベント故宮博物館へ向かった。
流石に地元のKYOがいるからバスを見つけるのが早い。
台北はたくさんのバスが走っているから、どのバスがどこへ行くのかさっぱりわからない。
故宮博物館は山を背に広大な敷地と大きな建物であった。
たくさんの来観客で賑わっている。

さすが世界4大博物館の一つ!!
・・・と言いたいところだが、やはりルーブル美術館と比べるとこじんまりしている印象だ。

ちなみに四大美術館(=四大博物館ともいう)

メトロポリタン美術館
ルーヴル美術館
エルミタージュ美術館
故宮博物院(北京説・台北説)

故宮博物館は展示物は少ないものの、所蔵品が65万点あるらしい。
また、ここのメイン展示が「白菜」(と「角煮」)というのがなんとも面白い。説明を読むと価値があるということはわかった。

そして、器類では3000年も前のものも展示されていた。
漢字の原型が刻まれており、そして3000年前とは思えない造形美のものもあった。
やはり展示物で一番目を奪われるのは山水画だった。

台湾最後の夜は臭豆腐に挑戦!?

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台湾最後の日は忙しい。
故宮博物館も早々に切り上げて台北の街に戻った。
今日の夜は、ドイツで一緒に勉強したLINAと18:00に会う約束があるからだ。
KYOと知り合えたのはLINAの紹介だ。
約束の時間より少し遅れてしまったがLINAに会えた。
もちろんKYOも一緒だ。

LINAとの会話は英語とドイツ語だ。
いま、彼女は塾で英語の講師をしているらしい。
夕食は、臭豆腐の匂いが立ち込める夜市で、火鍋を食べた。
この鍋自体は臭くなかったし美味しかった。

ちなみに僕はトマト鍋を食べたが、全部で20種類くらいの鍋があった。
しかも週末ということで、客が多く賑わっていた。

元世界一高い超高層ビル台北101

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高さ 509.2m
最上階 439.2m
地上101階 地下5階
最後の夜は、かつて世界1高いビルであった台北101へ登った。
KYOは展望台まで一緒につきあってくれた。
LINAは下で待っていてくれた。
KYOとは別れを惜しみながら、最後の会話をした。

旅の終わり

KYOとの別れ

そして日本で待っている現実

ロマンチックな景色をみながら、寂しさと不安と切なさといりまじる。
切ない夜だった。

明日は、とうとう日本に帰る。

本日の出費


MRT 20T$
朝食  22T$
昼食 小籠包の店 270T$
お茶  50T$
台北市立美術館 150T$
バス →士林  15T$
バス →故宮博物館 20T$
夕食 30T$
MRT →101タワー 30T$
101展望台 400T$
MRT →台北 20T$
ジュース 20T$
宿代   420T$
合計 1647T$

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