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コンセプトワークショップ#02

前回説明した、ぼくのコンセプトづくりのポリシー。
それは「すでにもっている魅力に気づくこと」です。

新しいものや目新しいことを、
やみくもに思いつこうとするのではなく
まず、今ある商品に向き合うこと。
そうすると見えてくることがあります。

どのような経緯で商品が生まれたのか?
商品の名前の由来は何か?など、
普段考えないことの「意味」を考える機会になります。

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コンセプトを紐解くワークショップの
1回目「商品がしゃべりだしたら」では
商品の背景を明確にすることができます。

次に、またひとつ、商品企画に大切なこと。

それは「使用シーン」です。

その商品は、いつ、どこで、だれに、
どんなふうに使われているのか。

それが使用シーン。それを設定するためのワークショップ
2回目「商品CMをイメージしよう」を開催しました。

商品がテレビで紹介されていたら、
それはどんなCMになっているでしょうか?
それを妄想してください。

このときのコツは
「想像」ではなく「妄想」することなんです。

真面目な思考は固くなってしまいますから
やわらかく、自由に、ストーリーを妄想してください。

さあCMはどんなものでしたか?
どんなものがテレビに映っていましたか?

朝なのか、昼なのか、夜なのか

食卓なのか、公園なのか、学校なのか、職場なのか

出演者の年齢や職業や、家族構成、

もちろん出演は人でなくても構いません。

細かく思い浮かべていけば
どこまでも細かく考えることができます。

これをできる限り、詳細に設定し、
細かい場面の状況までを想像できるようになれば、
その商品の社会や日常における役割が
はっきりと見えてきます。

そのイメージをもとにして、
いまの商品にたりない要素を追加したり
チラシやディスプレイ装飾を工夫したりすることで
きっと、商品について
より伝わりやすくなっていると思います。

ぼくの記事がお役に立ちましたら、お賽銭を投げ込んでいただけると嬉しいです。 それを眺めてなんどもニヤニヤすると思います。