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てつがくさんぽ番外編「大王イカものがたり」

兄7歳が寝る前に急に話しはじめた。
「大王イカものがたり」

子「大王イカおるやんか。なんであんなにめっちゃ大きくなったと思う?あれはな、もともと普通のイカやってんで。」

父「普通のイカがあんな大きくなれるん?」

子「それはな、妹をな、サメに食べられてん。それで、サメに仕返しをするために神様に願い事をしてん。」

「そしたら神様が、叶えたげるよーって言ってくれて、イカは『大きくなりたいです』って言ったら神様は『ご飯をたくさん食べたら、明日には大きくなれるよー』って言って。」

子「それで、あの大きさになった。そのときに、足が10本か、それか8本になってん。」

父(いや足の数てきとう)

子「それで、神様があと2つ叶えられるよーっていって

父「あっ3回いけるパターンのやつね」

子「じゃあ、妹を生き返らせてくださいって言ってん。それで神様がいいよーって言ったら、そしたらサメが変な毒のプランクトンをガブガブーって食べて、おえーってなって妹を吐き出してん。」
「実は妹はのみこまれたから、生きててん。サメの中で、胃とたたかっててん。それで、出てきた妹は『お兄ちゃん大きくなったねー』て言ってた。」

父「途中やけど、もうハッピーエンドやな」

子「それで最後に『サメに仕返しをしたいです』って神様にいったら、大王イカとサメは料理対決をすることになってん。それで大王イカが、サメか食べるご飯に、毒のプランクトンをパラパラパラーってやって、それで食べておえーってなって。」

父「2回目はこたえるね」

子「それで気がついたときには、もうサメはいなくなってた。サメは家に帰った。それで、最後はみんなで仲良しになってん。」

父「あっサメも?それはよかったやん」

子「これがな、大王イカが…肉食になった理由やねん。」

父「……えっ、肉食…?」
「て言うか、大きくなったの仕返し関係ないやん…」

子「スヤスヤァ……」

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