少子化する日本の未来でAI神官はどこまで日本経済を担ってくれるだろう?

講座でAI(人工知能)のことをテーマに話してたんだけど、ここ5年くらいで急にAIのこと怖い怖い言う話が多くてなんかいろいろ違うよなーと思ってて。

まあAIっていうと僕の世代ではボス相手にMPなくなるまでザラキとなえるアホ神官のイメージしかないのでもともと期待してないというのはあるかもしれない。

最近この人工知能のパターン学習が、人間の脳の情報伝達を模したニューラルネットワークと、その学習するための知識や解析をビッグデータから得られることで一気に精度が上がってきているのが面白いなぁと思う。

とくにビッグデータに関しては、情報伝達と共有が主だったインターネットという大きい概念が、情報の集積と解析にかかわるクラウドコンピューティングのニュアンスへシフトしてきている。

それが音声アシスタントなんかを生み出したと考えると、なんかAIのために予定調和で各方面の技術が一点に集まってきているような、そんな神の手の介入を感じる事がある。

コンピューターは人間をお手本につくられているから、コンピューターに関連するさまざまな仕組みを観察すると、逆に人間の問題点や特徴が見えてくる。

AIは僕らの脳がどのように思考しているのかを理解するのにとてもわかりやすい。僕は日頃から授業の中でよく言うのだけど、ひらめきはゼロから生みだすんじゃなくて、既にあるものの組み合わせ。だから、早くたくさん組み合わせできれば誰でも良いアイデアを生み出せる。これはホントにAIの仕組みがそれを証明していると思う。

特に情報量や検索力ではあっという間にAIが人間を抜かしていくだろうけれど、AIに仕事をとられる、ということがそんなに怖いことだろうか?

これって産業革命も同じだろうと思う。
それまで手仕事でやってたことを機械が請け負ってくれてぼくらは発展し経済成長したのだけど、そのときはきっと、私らの仕事が取られる、ってみんな思っただろうな。

しかし1番のかんちがいは、日本は少子高齢化がえげつなく進んでいて、将来は自分の仕事をAIにとられるどころか、その真反対で、仕事をする人が足りなくなっちゃうんだよ。
いまの日本の経済規模を保つための労働力が未来にはないのだから、その分AIにまかせて生産性をあげていくのは順当な流れだと思う。

でもアホ神官みたいなAIはぜったいどこかにいて、予算が底尽きるまで誤発注したりするんやろなあ。AI保険みたいなのできるやろなぁ。

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