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キャリア停滞していませんか?

新卒で入社し、同じ環境で数十年働くことで職場に過剰適用し、新しい技術や知識を必要としないキャリアの停滞期が40代前半から始まります。
職場でも無難に業務をこなしているため、上司や同僚からも指摘される事もなく時間が過ぎ去ります。この時期を漫然と過ごすことで働く力が衰えます。また、従業員500人以上の企業35.4%が役職定年を採用しており、55歳になると役職がなくなり、給与も減額されます。「働く力の衰え」と「モチベーション低下」により、”働かないおじさん”として社内から用済みとして扱われます。

キャリアの停滞

あなたの敵は?

あなたの知識が停滞している間に競合人材は、増加して行きます。
マニュアル作業は、非正規や外部委託等により、柔軟に調達する事ができます。新入社員もとても優秀です。語学力やIT等の高い専門知識を持った人材があなたより安い給与で採用され、数年後にはあなたより仕事が出来るようになります。
より高い知識や経験が必要であれば、あなたを教育するより、中途採用によって社外から調達してきます。また、最近では、AI等の新技術により多くの情報から最適な回答を導き出すことが可能です。あなたの周りにいる様々な敵との競争に敗れ、退職勧奨(リストラ)に合わない自信はあるでしょうか?

競合人材の5フォースモデル分析

社会もあなたの敵へ

退職勧奨(リストラ)に会う前に、転職や独立を希望して別の場所で生き残るという選択肢もあるでしょう。但し、転職といっても収入が下がったり、正社員ではなく非正規社員として雇われる可能性もあります。
独立して食べていくことも簡単ではありません。なぜなら、少子化により、日本人口2008年から減少しており、日本の経済は、衰え縮小して行きます。
年金支給年齢の引き上げなど不確実性が増し、働く環境は、益々厳しい状況にあります。加えて、最近では新型コロナ関連倒産が3867件と目立っています。人生100年時代を計画的に生きるための術を身につける必要があると考えます。

非正規雇用増加(2017年2036万人、非正規割合:37.3%)
役職定年(従業員500人以上35.4%採用、給与減額、モチベーションの低下)年金制度年金支給開始68歳に引き上げ検討(財務省財政制度等審議会)
平成30年間の上場企業倒産は、累計233件、負債の合計は21兆9087億円
平均寿命は延び「人生100年時代」(2065年男性84.95年、女性91.35年)

各種統計情報より

停滞期の過ごし方が重要

40代前半から始まる新しい技術や知識を必要としないキャリアの停滞期をどのように過ごすかが生き残る上で重要になってきます。茹でガエルになり死ぬか?自分自身に負荷をかけて生き残る術を身につけるかにより、その後の人生を後悔する事なく生きる事ができます。

キャリアデザイン入門I 大久保幸夫 日経文庫 39p

まとめ

従来の会社が必要とする人材を人事異動や社員教育によって、新たな知識を会社が与えてくれていました。しかし、会社もいつ倒産するかわからない時代の中で会社だけに頼ることは自殺行為です。
あなた自身が安定した収入と仕事を得るため、「世の中が必要としている知識」で「他人が提供できない能力をあなたが提供できるようにする」事があなたが手に入れるべき能力であり、その能力を身につけるための道筋がキャリア戦略と私は考えます。

目指すべき領域


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