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正体

少しずつ………本当に少しづつ思い出している

弟がいたこと

その弟と敵対したこと

人間不信になっていたこと

大怪我をした時に弟が泣いていたこと

怪我をした直後の記憶はない

けれど確かに俺はあの日………

誰かを庇って「死んだ」はずだった………


青年「やっと退院できた………」

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