【断酒～習慣を変えて人生を変える～】DAY3

見出し画像は今朝の朝食

友人がサイクリングついでに近くまで来たので自転車で一緒に街を流そうということで、代々木公園をグルグル回って青山から国立競技場の方まで軽く走った。前日に酒を飲んでたらとてもじゃないが、休日の早朝から自転車に乗る気にはならず丁重にお断りしていたところだ。

しかも、1時間ちょっと走って小腹がすいたので、朝食を食べようということになった。コーヒー以外で自発的に朝食を採りたいと思ったのは初めてで記憶にない。出張先で朝食込みになっているから無理やりホテルの朝食を採ることはあっても、食べたいと思って食べているわけではない。前日の二日酔いを少しでも緩和するために無理やり詰め込んでいるだけだ。当然普段は朝食は食べない。

写真にワッフルとチャイがあるが、これは糖質制限していない友人が頼んだもので、自分はフルーツスムージーなるものを食べた。果物にも果糖は含まれているが、ワッフルよりいいだろう。南インドカレーもメニューにあったが、ごはんではなくワッフルとの組み合わせとのことなので遠慮した。

果物もスムージーも美味しくて体に染みた。DAY1にいつも通りの下痢があって以来出ていないが、そろそろ大きくて健康的なう○こが見れる気がしてきた。

飲酒と自転車

運転が嫌いなわけではないが、日本での飲酒運転の社会問題や罰則が厳しくなってきて車を運転しなくなった。公共機関の発達していないメキシコやインドなどの途上国に駐在していた時はドライバーを雇っていた。目的地まで行くのはいいが、どんな行楽地でもたいてい飲むので帰りに運転できず宿泊しなければならない。飲酒か利便性かということで行くと常に飲酒を優先していた。よってクラブバスで行けないゴルフ場など車を必要とするところは必然と避けるようになっていた。飲まないとしても、車の凶器性はホントに恐ろしいので、東京に住んでる限りは、これからもできるだけ運転したくない。ただ、断酒できれば今までのように必ず宿泊を絡めないと車で外出できないということは無くなるので、地方移住などの選択肢は広がるのかもしれないのかな。

自動車よりははるかに自転車の方が好きだ。自分の吐く息以上のCO2排出も無いし、事故しても自分が怪我することの方が多く他人を殺してしまうリスクは低い。何より自分の前をみて自分の足でペダルを漕いで風を切っていると気持ちも前を向いてくる。昔はほろ酔いで運転していても、そこまで問題ではなかったので20km以上の遠出もしていた。ただ、昨今自転車も車両という感覚が日本でも浸透していくにつれ、酒片手の散歩がメインになっていた。

こんな感じの街乗り向きのミニベロなのだが、15年くらい前に17万円くらいで買っただけあって、飛ばせば40km/hくらいは出る。当時小学生の息子たちにも10万円以上のソコソコのスペックの自転車を買い与え、一緒に奥多摩なんかに遠出したのはいい思い出だ。それでもたいてい温泉に一泊して、ワインか一升瓶持ち込んで飲みながら息子たちとチェスやナゾナゾなんぞしてたけど。

たから荘

いずれにせよ、都内を走っていても、急に面白い建造物が現れたり、明らかに何か感じる神社仏閣があったり、鼻腔をくすぐる食べ物のにおいがしたり、散歩とも車とも違う変化とスピードを味わえるので、今から季節もよくなるし、もう5mm～10mmくらいサドルを高くして自転車には積極的に乗ろうと思う。

シラフだから油断していいということではない

筆を止めて買い物に行ってきた。マイバッグを持参したのだが、レジをすませて家の前まで戻ってきて買ったものをバッグに入れずに買い物カゴに入れたまま持ってきてしまったことに気が付いた。引き返してカゴは返してきたが、こんなことは初めてだ。いつもは、夕方買い物に行く時はそこそこ酔っぱらっている状態か、もしくは朝はひどい二日酔いなので、常に「自分はちゃんと服を着ているか」「社会の中で浮いた行動をしていないか」「法律と手順を守っているか」など自分で指差し確認しながら行動している。どんなにへべれけになっても、財布や鍵をなくしたことは無い。（傘は毎回必ず忘れていた。）移動する際に必ず指差し確認を行い「よし、NO忘れ物！」と復唱していたからだ。

ところが、DAY3が首尾よく終わりそうなことに浮かれ、買い物の手順も他人の目も全く気にしていなかった。そういえば、数か月前1.5日の休肝日ができた際も、（長男の就職先が内定して浮かれていた節もあるが）素面なので自分の判断に間違いはないはずだと300万円のPatek philippeを衝動買いしてしまった。後日酒を飲んで冷静になり30%近い損切をして売却した経緯がある。

やはり、常に体内にアルコールが入っている状態が常態であったのに、それが抜けつつあるからか、なんとなく自分が自分じゃないみたいでフワフワしている。シラフだからと油断せずに酔っぱらってて（かつ、まだ意識がある）時のように注意深く用心深く生きていこう。