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うめ部 短信

こんにちは noteうめ部です。

うめ部のコンセプトは

愛と平和とうめ仕事は人類の宝

です。


*   *   *


さて
うめのことを少し調べてはいるのですが、あまりに日本人の身近に当たり前にあったためか、思うような情報が集められておりません。

とりあえずわかったことは、2つ。


わかったこと①:日本に伝わった時期

弥生時代であることは間違いなさそうだとわかりました。


わが国では弥生時代の遺跡から核が発見されたことから(寺沢・寺沢,1981),その頃には伝来していたとされ,栽培の歴史は長い.

出典


わかったこと②:南高梅および白加賀について

いま我々の身近にある梅の主要2品種について

・南高梅は、大正時代に発見され、戦後に選別・育成されたもの
・白加賀は、江戸時代から栽培されているが、来歴不明

つまり、わたしたちの身近にある梅は、昔の人たちと同じ味のものなのかもしれません(栽培環境は格段にレベルアップしているため、よりおいしくなってるかもしれませんね)。

ずっと受け継がれてきた品種の恩恵を受けているんだな、ということがわかりました。

これを違う切り口から見ると、勢力図を一新するような品種はいまだ現れていない、ということにもなります。


新たな品種に期待すること

すでに南高梅の加工食品(≒梅干し)としての実績は十分で、①加工用途の品質として南高梅を凌駕する、あるいは②まったく違う高品質の選択肢を提供する、ことでなければ、品種開発されても、インパクトは大きくないように思います。

そうなると、耐病性、安定した生産性、収穫時期の管理(主力品種とずらす)などの観点が、品種改良の主目的になりそうです(さつまいものような、新たな食感によるパラダイムシフト、に類する現象は、今後の改良品種から起きる可能性は低いと考えられる)。


赤い色のつく品種(パープルクイーン、露茜など)もありますが、色素自体の風味が強く出る場合、好き嫌いが出る可能性があります。こういう品種は、たとえば梅酒とした場合、アッサンブラージュ(梅酒はこういう言い方するのかしら?)などの楽しみが出るような気はします。うまく品種の個性を活かせる加工手段が確立されることが望まれます。


以上 うめ部 短信 でした。




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