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いつも誰かと気軽に話せる安心感、シェアオフィスそのものが一つの大きな街

デザイン制作会社・株式会社SYNVAL(シンバル)を設立して3年目の百崎崇さんは、昨年10月にG Innovatuon Hub YOKOHAMA(以下G)に入居しました。入居の決め手になったのは「社員を増やしやすい環境」と言います。その言葉通り9カ月経った今、チームは1人から3人体制に。今後もGに拠点を置きながら5人、10人と社員数を増やし、独自の事業やサービスの展開をしていくことを目指しています。会社の将来を見据えて入居した百崎さんから見たGとは―。


気さくに話しかけてくれる人がいつもそばにいるー。「だから社員も増やしやすかった」


デザイナーとして20年以上の会社勤務を経て独立しました。設立3年目になる株式会社SYNVALはデザイン制作会社で主にチラシやフリーペーパーなどの紙媒体、企業サイトなどのWeb制作に携わっています。設立当初の仕事場は主に自宅で、シェアオフィスも借りていました。そこからGに移ったのが2022年10月です。横浜界隈で探した候補の中の一つでしたが、ネットカフェのようなクローズ空間のところが多い中で、オープンな雰囲気とカフェのようなおしゃれなインテリアが良かったですね。
最初は1人用のセミオープンブースにいましたが、今は個室に移っています。それでも室外に出ればGのスタッフが“お母さん”みたいに気さくに話しかけてくれて、思っていた以上にオープンです。こういう環境だから社員も増やしやすくて、現在は3人体制になりました。自宅やほかのシェアオフィスだったら複数人で入居すると狭くて息苦しい感じになるので受け入れるのは難しかったと思います。社長と2人だとやりづらさを感じる人もいると思いますが、Gはいろんな人が朝から晩まで身近にいて閉塞感はなくなるだろうな…というのは最初から感じていました。自分自身、会社員時代が長かったので、周りで仕事をしている人がいるほうがサボらないし、スイッチが入りやすいというのもありますね。


入居時はセミオープンブースを利用、壁がない設計は気軽に話しかけやすい

入居者同士で一つの仕事を請け負ったり


入居者のエンジニアさんと一緒に、「横浜マリンタワー」のホームページ制作しました。Gが定期的に開催する交流会で知り合い、3カ月ほど一緒に制作しました。
今年6月にリニューアルしたGのホームページのデザインも手がけています。以前のものはまだGの内装が出来あがっていない時の写真がメインにあったので、今回はこれまでの感じを残しつつも、現在のGの雰囲気を前面に押し出して、“人”を感じられるようなデザインにしました。まだまだGの中でデザイン制作の需要がありそうな空気は感じています。例えばwebアプリやチラシなど、ほかの入居者が製品を生み出すタイミングにデザインの需要があれば今後も積極的に協力していきたいです。


「相手の思いにシンクロして生み出す仕事が私たちのバリュー」その思いを社名に


SYNVALのウリはデザインのクオリティとスピード感。なるべく相手の事情に寄り添って対応することを心がけています。社名は言いやすく覚えやすい言葉を意識して、楽器のシンバルから思い付きでつけましたが、「シンクロ」と「バリュー」を合わせた言葉でもあるな…と後から気付いて。「お客さまのミッションや思いにシンクロして、生み出す仕事が私たちが提供するバリュー」という意味を込めることにしました。独立後は1日の密度が濃くて1週間前のことでも1カ月前と錯覚するほど時間が長く感じられるようになりましたね。何日も待たされて「いつまで待たせるんだ!」と思って振り返ってみたらまだ先週の話だったり… (笑)。


従業員が増え、この春に個室に移動したが、コミュニケーションの濃度は以前と変わらないという

「Gの中でスペースを拡大して成長する会社が増えてきたら面白い」


 これからは自社で独自の事業、サービスの展開をしていきたいです。今は業務の一部を社外に頼っているので5人、10人と社員を増やして自分たちで完結させることを目指しています。今は同じような規模の会社が集まっていますが、今後Gの中でそういった成長する会社が増えてきたらと思いますし、Gの施設自体が拡大して、社員数20人くらいの会社が入居したりするとまた違う交流が生まれるんじゃないかなと思いますね。この間はブースの壁をぶち抜いて大きな個室を作っていたりと、G自体も変わっていって面白い施設ですよね。

おすすめのお店…

Gから歩いてすぐの焼肉店「豪じ」。安すぎず、高すぎず。人と食事に行く時に利用しています。


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