見出し画像

好きな家具に囲まれ、頼れる仲間と仕事をする、シェアオフィスでも実現できる自由な働き方

「ITやシステムのことならこの人に」と入居者たちから頼りにされているのがWebシステム開発などを手がける株式会社パーツスリーの朝倉雅博さんです。G Innovation Hub YOKOHAMA(以下G)がオープンした2019年にフリーランスエンジニアとして入居。その後一旦は退去したものの、昨年再び戻ってきました。コワーキングを転々としていた時期もあるという朝倉さん。Gには他のコワーキングにはない魅力があると言います。「やっぱりGがいい」と拠点に選んだ理由などを聞きました。


会社を設立したのは「一緒に働きたい」と言ってくれた仲間がいたから―。

新卒から15年ほど、ホテルに関わるシステム会社にエンジニアとして勤務していました。セキュリティが厳しく、情報は一切外に出さない会社だったので、オープンで自由な世界に憧れを持っていて。フリーランスになってからは横浜界隈のコワーキングを転々としましたね。Gのことはオープンしてすぐに知りましたが、インダストリアルなインテリアが一発で気に入って、同じコワーキングにいた仲間も誘って一緒に入居しました。
間もなくコロナが流行して、自宅で仕事をすることが増えたので一旦G を離れることにしたんです。その後、知人と共同経営者として会社を設立したのですが、やっぱり自分でやってみたい思いが強くなって。今うちにいる社員はその時の仲間なんですが、当時自分と同じような悩みや疑問を持っていて最終的に「僕と一緒に働きたい」と言ってくれたんです。それってよっぽどのことだと思うんですよ。自分の幸せももちろんですが、そういう人たちのために、そういう人たちが満足できるところまでもっていくために、「ちゃんとやろう」と心に決めて2022年に会社を設立しました。その時「拠点はやっぱりGがいいな」と思って戻ってきた感じですね。

家具の持ち込みOK!自分好みの空間で仕事のモチベーションもアップ!

今年の3月まで入居していた個室。机は使いやすいサイズにDIYした。社員が増えた現在は、倍の大きさの個室に移動している。

僕は形から入りたいタイプなんですよ。Gはオシャレな雰囲気で仕事のモチベーションがあがりますし、何より好きな家具などを持ち込めるところが他のシェアオフィスとの一番の違いで、DIY好きな僕にとっては魅力的でしたね。それに、Gにいるメンバーが素晴らしいことも、ここにいる理由の一つです。一緒に仕事をする人もいますし、9階にあるビル共用の喫煙所で一緒にたばこを吸う友達もいるし、飲みに行く仲間もいる。いろんな人がいるので1人でいても寂しくないですね。
最初に入居した時は1人用のセミオープンブースでしたが、実はその時から「いつか広いところを借りたい」という野望を持っていて(笑)、2、3人用の個室に移って、さらに移って…とGの中でも場所を転々としてきました。現在は2部屋を繋げた個室を作ってもらい、自分と社員1人、業務委託している4人で使っています。Gと一緒に僕は成長しているんです(笑)。IT関係は仕事によってセキュリティ上、カギのかかる場所でやるという条件があるので、ドアのある個室を借りています。Gのなかで一番大きい個室の入居者になった今目指しているのは、Gが入っているビルのどこかのフロアに部屋を借りて、G の一部としてやってみることですね。“Gの離れ”のような感じで(笑)。

入居者それぞれの“強み”を結集して新たな製品を開発中。成功している人から話を聞く機会も

Gの入居者とのミーティング。まるでGという一つの会社でそれぞれの部署が集まっているような一体感と信頼感。

ITにはデザインなどのフロント側とシステムを作るバックエンド側がありますが、僕はバックエンド側です。現在は主に企業からWebシステム開発を受託しています。意識しているのはイエスマンになりすぎないことと、社内と社外のバランスですね。仕事を取りすぎて忙しくなりすぎても疲れてしまうし、仕事がなくて売り上げがたたなくても困ってしまうので、小さなところから始めてバランスよく広げていきたいと思っています。
GにはAI系のエンジニアやマーケティングに強い企業も入居しています。今はそうした人たちといろいろなアイデアを出し合って、新しい製品の開発を進めているところです。今後、会員制サイトやアプリなど自社で開発したもので売り上げを上げていくことは絶対やらなければならないと思っていたので、入居者たちのいろんな力を借りて製品の開発ができるのは理想的な展開ですし、ここに拠点を置く大きなメリットですね。すでに自社製品の展開で成功されている入居者もいるので、飲みに行って話を聞いたりもしています。Gで生まれたコミュニティで生まれるビジネスやイベント、製品は非常に魅力的だと思いますし、こうしたコラボが喫煙所で他の入居者とたばこを吸いながらおしゃべりしたことをきっかけに生まれていたりするのも面白いですね(笑)。

他業種の人との交流=勉強。定期的に顔を合わせて互いに相談し合える仲に

交流会の様子。まったく違う業界の話を聞けるのもシェアオフィスの醍醐味

Gに戻って1年経ちましたが、僕はGのコミュニティが好きだし、入居者交流会があることでここにいて良かったと感じています。これから社員も増えていくと思いますが、僕は自分で飲み会や社内イベントを企画するのが苦手なタイプなので、交流会などを通じて社員も周りとコミュニケーションをとってもらえたら良いなと。他の業種の人と交流することって勉強になると思うんです。自分はもともと閉鎖的な会社にいたこともあって、他の業種の人たちがどういう状態でどういう風に働いているというのを知ることは、人生を豊かにする上で絶対必要だと感じていて。会社が社員にそうした機会を与えるのは難しいですが、Gではそれが定期的に行われているわけです。そうすれば、顔を合わせれば何か困ったときに相談できる人がいるかもしれないし、逆に相談されるかもしれないですよね。僕もシステム開発だけではなく、画像や動画も作れるし、Webサイトも作れる、記事も書けるという感じでトータルにやっているので、他の入居者からさまざまな相談をよく受けます。入居者の中に占い師さんがいらっしゃって、この間は社員が何か占ってもらっていました。そうやって交流して他の入居者との間に絆が生まれているというのは嬉しいですね。

関内のおすすめのお店…
濃厚煮干しそば麺匠 濱星 関内店…つけ麺のあつもりがめちゃくちゃうまい!とろみのある濃厚なにぼしスープが一度食べたら病みつき!ランチタイムに足を運んでいます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?