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躁鬱ファッション記(仮)①2024.6.23〜2024.8.4

2024.6.23
今日出かけるために着替えをしたら、直後に夫に「なんかもっさりしてんなあ」と言われてしまった。
「もっさりしてる」。これは以前姉と喧嘩した時にも言われたことがある、トラウマの言葉。その時はおしゃれを頑張っていたつもりだったので、殊更響いた。
今日は、しかし自分でもあんまりいけてない気はしていたのだ……。ラベンダー色のロングワンピースは多分私のパーソナルカラー的には淡すぎる色。Aラインなのもあまり体型に合っていない。
そして腕と足のムダ毛隠しに重い黒のカーディガンとグレーのレギンスを重ねている。今日暑いのに、季節感ゼロ。多分この二つのアイテムがもっさり感の原因だった。
 
おしゃれが、小さな頃から苦手だった。洋服への好みはうるさくて、小学校の頃に親にデパートに連れて行ってもらってあれこれ試着しても、どれも気に入らない。もう少し形が……とかもう少し丈が……とこだわりが強い。
その癖センスがあるわけではない。ただ、着るものに異様にこだわりが強すぎるのだ。そして何も買えず、着る洋服のバラエティが貧しい。
それでも中学生の頃になると洋服に興味が出てきて、あれこれ着始めた。読んでいたファッション誌は、その時友達の間で流行っていたZipperやCUTIE。パンク、カジュアル。そんな洋服を好んで買ったり、時には手作りしたりしていた。私は何も気づいていなかった。この系統の服が自分にはまったく似合わないことを……。イメコンは最近流行っているが当時はパーソナルカラー診断ぐらいしかなかったと思う。パーソナルカラー診断も、中学生にはとても診断料が払えなかっただろう。
そもそも、当時の私は好きなものを着ればおしゃれになれると思っていた。「似合う」という概念があることを、理解していなかったのだ。
ものすごく垢抜けないまま、高校生になり、そしてやっぱり垢抜けないまま、大学生になった。大学生ではかなり頑張って、ファッション誌を読み込み、お金も使った。ジャーナルスタンダードが好きで、店員さんのコーディネートの真似をした。ジャーナルの服は割と似合っていて、この頃が一番おしゃれだったかもしれないと思う。
このまま行ければよかったのだが、大学4回生の時に鬱になってしまい、私のファッション道は一旦中断してしまう。鬱になると、洋服に気を遣う気力など無くなってしまうのだ。私のワードローブは◯ニクロの無地のポロシャツと黒いパンツになった。とにかく何かを着てさえいればいい、という感覚になってしまっていた。
 
2024.6.24
(6.23からの続き)その後は自分の躁鬱の波に合わせて、ファッションにまあまあ気を遣える時期、遣いすぎるくらいこだわる時期、全くこだわれない時期などをグラデーションで繰り返している。今はやや気を遣ってはいるが中途半端な服装になってしまっている時期だ。
どうしたらおしゃれになれるんだろう?と私は車の中で考えていた。
自分の元々持っているものを活かしておしゃれをしたい、と思う。それには自分の素材の良い部分を棚卸しする必要がある。活かすには、イメコンの活用だろう。実はイメコンはパーソナルカラーも顔タイプも骨格も診断済み。ただ、その結果を活用できていない。あと、おしゃれをするにはある程度経済的なゆとりが必要だが、現状私の毎月のお小遣いはとても少ない。その問題をクリアしなければならない。
おしゃれになるためにこれから努力をしたい。その過程で押さえるポイントは、
①  自分の素材の良いところを棚卸しして、活かす
②  イメコンの結果を読み直し、活用する
③ファッションにかかる費用を抑える
の3つかなと考えている。
まずは①から始めてみよう。
明日、自分の素材の良いところを書き出してリストにしよう。
 
2024.6.28
ちょっと間が空いてしまったけど、自分の素材の良いところの書き出しをしようと思う。
全身をチェックして書き出していく。
 
・髪……毛量たっぷり。白髪が多いのが最大の難点だけど、しっかりとした髪質。
・顔……年齢に対してシミは少ない方だと思う。艶があって毛穴の目立つ鼻まわり以外は綺麗な肌。瞼が加齢で落ちて来ているものの、目は大きい。鼻筋が通っているわけではないが鼻は高い。唇の形が良い。
・手……指の節が太くなって来ているが、シミはまだ浮き出て来ておらず、保湿をするとまあまあ綺麗に見える手。手首が細い。
・ウエストの位置が高く、着こなしによってはスタイルが良く見える(当社比)。
 
このくらいだろうか。もっと美点が欲しかったけど、現世の現状はこうなのだから仕方がない。
これらの美点を生かしたメイク・ファッションを研究していきたい。
 
話は変わるけれど、やっぱり自分のビジュアルを整える意識を維持するために、定期的にお出かけの予定を入れることって大切だなと思う。
以前は外で働いていたので、毎日朝のメイクや仕事着のコーディネートに気合を入れていたが、専業主婦の今はそんな機会が少ない。外に出て人に見られる機会が少ないと、あっという間にだらけて意識が落ちる。なのでこれからは外に出る機会を増やしていきたいなあ。メイクも特に出かけない日でもきちんとした方がいいなと思いつつ、普段眼鏡なので、まあいいかとすっぴんで過ごしている。眉毛とリップぐらいメイクしようかな……。ものぐさなので、気を抜くとボサボサのまま日々過ごしてしまうので、なんとかしたい。
 
2024.7.26
結構間が空いてしまったな〜。今日の所感を記す。
今欲しいメイクアイテムは赤リップ、毛穴隠しコンシーラー、ハイライト、マスカラ下地。でもその前にメイクの本を読んで知識をつけてからの方がいい気もする。
赤リップはニベアのリップクリームとリップの中間のやつが気になっている。今日買ってしまうかも。
毛穴隠しコンシーラーはセザンヌかエテュセのもの。評判が良さそうなのはエテュセ。
ハイライトはキャンメイクのクリームタイプが欲しい。ピンクとシャンパンカラー両方。
マスカラ下地はいろんな人がおすすめしているKATEがいいな。
 
2024.7.30
友達との外出のため、久しぶりに気合を入れてメイク。全てブルベカラーでメイクすると透明感が出る気がする。透明感と言ってももうおばさんだが……。
夜ドラッグストアに行ったので、コスメを色々見て回った。韓国コスメ(ブランド名を忘れた)の濃い青みピンクのティントリップが今まさに欲しい色で良かった。体用の日焼け止めがもうすぐ無くなるのでビ○レの艶が出る日焼け止めを試してみたけど「艶出てるか……?」となった。トーンアップは少ししてるかもしれないけど、体用なので別にトーンアップはいらないかな。
 
2024.7.31
熱があって美容やファッションどころではなかった。1日中、部屋着ですっぴん、ボサボサ髪で過ごした。伸びてきた白髪が気になる。
 
2024.8.1
カフェで、一人で書き物をするために出かける。出がけに玄関の全身鏡で自分の姿を見たら、お気に入りの格好をしているのに(新しい眼鏡にブルーのシャツワンピース)、なんだか顔まわりが寂しい印象だった。アクセサリーをしていないからだろうか。髪を切っておかっぱヘアからショートに近い髪型になったのもあるかも。もう少しパッと華やかな印象になりたいな〜と思う。
ファッションの勉強のために、積読したままだったスタイリストあきやあさみさんの本『「一セットの服」で自分を好きになる』を読み始めた。面白い。本の中に色んなワークが書かれていて、一つずつ実践するとなんだかいい感じの自分になれそうな、納得できる服装ができるようになれそうな。やってみよう。
 
2024.8.2
ずっと家にいたので部屋着かつすっぴん。しかし、在宅時もギャラリーが0ではない(夫に朝晩顔を見られる)し、少しメイクした方がいいのかしら……と思う時がある。肌は休ませたいのでベースメイクはしないとしても、眉毛くらい描こうかな。家にいる時も色付きリップは塗っているのだが。みんな家にずっといる時、どうしてるの……?

2024.8.4
このnoteをまとめていて気づいたのだけど、私はどうも「おしゃれであること」にすごく憧れを抱いているようだ。でもそもそも「おしゃれな人」ってどんな人だと私は思っているんだろう……?その辺りを掘り下げてみる必要がありそう。

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