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気まぐれ日記2022.4.11「家探し、スタート」

中古の一戸建ての内見をした。
きっかけは先週ポストに入っていた不動産屋さんのチラシ。いくつも物件が載っていたが、その内の一軒の外観が気になった。洋風でお洒落な造り。
朝内見の予約電話をし、家からそんなに遠くない場所にある不動産屋さんまで、少し暑い中とことこと歩いて行った。
時間通りに着くと、中年の男性が迎えてくれた。
饒舌に、しかし腰低く話す男性にひと通り説明を受け、車に乗って物件を目指した。今日は最初に見たいと伝えた物件と、その近くにあるもう1軒を見せてくれるらしい。
1軒目はまだ人が住んでいた。愛想のいい高齢の女性が迎えてくれた。話し声が少し訛っている。韓国か中国の方のようだ。
家の中はありとあらゆる物があふれ、ごちゃごちゃとしていた。生活感満載だ。
リビングにもダイニングにも物がとっ散らかっている。少し面食らった。
「自由に見てください」と言われるが、そんなことを言われても人がまだ住んでいる家の中を自由には見づらい。ウロウロ恐る恐る見る。少し質問をすると、女性が答えてくれて、サンルームにも案内してくれた。
サンルーム!いい。欲しかったのだ、サンルームが。雨でも日に当てて洗濯物を干したいし、植物を育てたい。
まあ、サンルームもぐちゃぐちゃに散らかっていたのだが。でも、サンルームがあることでこの家に好感を持つ。
一通り家の中を見せてもらい、女性に挨拶をして外に出て外回りを確認する。
庭が広い。バーベキューができそうだ。
玄関のところに大きめの木が植えられている。なんの木かわからないが、縁起のいい木なのだろう。
そして、隣の敷地にではあるが、桜の木が立っており、庭から桜が見える!
今の家も、ベランダから桜が見えることで借りることを決めたのだった。
塀は高級感のある素材。いい物を使ってますね、と不動産屋さんが言った。
その後近くにあるもう一軒を見に行く。こちらは人が住んでおらず物もなく綺麗だった。しかしごく普通の日本の住宅、という感じで、あまり魅力を感じなかった。
一軒目が気になる、という話を不動産屋さんにする。
彼によると、韓国や中国の人は家にお金をかけるらしい。だから塀の上の柵とかまでなんだかかっこよかったんだな、と納得がいった。
また夫と二人で見に来ます、と伝え、今日は終わった。家の近くまで車で送ってもらった。
帰宅後、間取り図を見たり冷静になったりして家のことを考える。
桜の木。サンルーム。とてもいい。しかし壁紙がかなり古びていたので、リフォームにお金がかかりそう。そして、高台で津波の心配はないけれど、坂を登るのが年をとるとしんどいだろうし、そもそも最寄り駅から徒歩20分は遠すぎるな…。と思う。バスも通っていないし、ある程度高齢になったら運転免許も返納したいし、少し難しいかもしれない。
まあすぐに物件を決めたいわけではない。2、3年かけて見つければいい。ひとまず、どこかの週末で夫と一緒にもう一度今日の1軒目の家を見に行くことにした。
家探しが始まった。


今日撮った写真。散歩。

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今日の絵。

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