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イベント参加を通して我が子を知る(2)

『東京大学駒場リサーチキャンパス公開2023』

こちらのイベントに夫、長男、私の3人で行ってきた。

下記より開催されたイベントや研究室の情報を見ることができる。中高生や小学生向けのプログラムも一部開催されていて、団体で中学や高校の学生さんたちも来場していた。

各研究室には説明員(研究員・大学院生と思われる)の方がいて、来場者に付き添って研究の説明をしてくださる。研究をされている方の中には海外から来られている方も何人もいて、まだ日本語での説明が難しいのだと言っていた方もいた。それでも一生懸命説明くださって、逆にこっちは素人なのに有り難いくらいお付き合いいただいたなと思う。

混雑具合にもよるだろうけれど、我が家は平日に行ったこともあってそこまで混んでおらず、こちらが質問したりすれば、一つの研究室で最低10分、長いと20分くらいずっと説明をしてくださった。もっと敷居の高い場所なのかと思っていたが、全然そのようなことはなかった。

夫は好奇心を刺激されたのか次から次へと質問し、日本語がまだ不慣れだという研究員の方には英語も混ぜて質問攻めにしていた。話は逸れるが、夫は海外は出張や旅行くらいでしか行ったことがなく、30代半ばで転職したことを機に英語の必要性に迫られて使うようになった。転職直後は苦労もあったようだが、今では仕事の大半を英語でやっているし、専門分野であれば発音や文法の細かいところはさておき英語で伝える事ができる。これはなかなか凄いことだなと個人的には思うし、なによりネイティブ相手に果敢に話しかける性格は外国語習得には有利だろうなと思う。

長男はこの性格を譲り受けなかったのか、もっと質問すれば良いのにと思っても大人しかった。以前、中学校の文化祭に連れて行った際も色々参加はすれども無口で静かにやっていた。

そんな長男と、ある研究室を訪れた際に、夫がある物体の塊を指差して説明員Aさんに産業的な用途について尋ねた時のことだ。それがジルコニウムとハフニウムだったのだが、説明員Aさんが説明員Bさんに何か確認している合間に、私は長男に「知っているか?」と訊いてみたのだった。

長男は小声で「ジルコニウムとハフニウムは中性子を吸収するのと、逆に・・・」「原子炉の制御棒で・・」と教えてくれた。これを聞き取った説明員Bさんが面白い人で、間髪入れずに説明員Aさんに「ガキの方が詳しいじゃないか!」と言ったので、私など「餓鬼!」に大喜びしてテンションが上がってしまった。説明員Bさんはとっさに「あ、お子様で・・」と言い直していたが、これがきっかけで打ち解けて色々とお話しいただいたように思う。

「わからないことはわからないと言いますので」と、小学生や素人相手でも嫌な顔一つせずご対応くださった。

最後に長男は説明員Bさんより、「何年後かには、ぜひ研究室で説明する側に立っていてください」と言ってもらっていた。

他にも長男は沢山の研究室を回っている。長男が行きたいと言った研究室を中心に、割と光の研究をしているところに行きたがっていたように思った。

お昼休憩を挟んで夫と長男は引き続き研究室回り、私は別行動で同じキャンパス内で開催された『社会と共に子どもを育てるLEARNプログラム 〜企業は子どもの教育にどのように貢献できるか〜』に参加した。

実は東大リサーチキャンパス公開を知ったのも、こちらのプログラムがきっかけだった。LEARNで行われているプロジェクトには以前より興味があり、長男が中学生になったら機会があれば参加してはどうだろうかと親としては思っている。

LEARNについては生きる力を身につけさせるようなプロジェクトが多い印象で、我が家は子供たちを早くからサマーキャプやスポーツキャンプに放り込んできたが、LEARNはもっと事前予告なく子供を放り出して気づきの機会を与えるようなプロジェクトのように思っている(目的はその時々で様々なため詳しくはHPをご覧下さい)。

私自身は過去にLEARN主催の子育てに悩む保護者向けの座談会に参加させていただいたことがある。似た境遇にある親同士で悩みについて話せたのはよい機会だった。

その他のイベント

長男が塾で忙しいこともあり、イベントに連れて行くとしたら平日に学校を休んで連れて行けるものが中心になっており、週末開催のイベントは中学受験が終わったらもっと積極的に考えたいなと思っている。以下は、日本全国で開催されているイベントで、我が家はまだ参加経験はないが、いつか下の子達も含めて検討したいと思っているものを掲載している。あとは大学等は夏休みだけイベントを行なっている所もあるようだし、科学博物館なども定期的にイベントをやっている所があるようだ。

【日本全国】

【東京周辺】