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諸刃の剣を持つギフテッド転生して邪教に挑む 

第1章 神から贈られし諸刃の剣・・・持て余し気味

第1話 監獄のような学校・・・ゲーギのため息


「まるで学校は監獄だ」「俺は囚人だ」ゲーギはため息をつきながら学校へと歩んでいく。

昨日は算数の時間に教師と違うやり方で問題を解いたら,教えた通りにやれと言われた。残念ながらお前の教え方が下手なので自分で考えてみただけだ。因数分解という手法らしい。

まあ,基本授業中は寝ているか妄想の世界に入り込んでいる。マインドワンダリングというらしい。

なんかやる度に「またお前かと」・・・いやいや常に正しいことを主張しているだけ。

ある日,「今日のテストは難しかった。おー100点がいる」そしてテスト用紙の名前を見てさもなかったようにする。100点とっても褒めなくていいから嫌な顔をするよな。
 
先日も隣のクラスの先生が,頭ごなしに叱っていたので校長に指導するように伝えた。スキナーさんは,ばつを当ててもそれほど有効でないと言っているのに,きちんと大学で勉強してこいよ。毎日不満が募っていく。
 
学校のことを考えるとネガティブなイメージだけが湧き出てくる。決まりを守れ,集団を乱すな,勝手なことをするな。

自由がない,つまらない,その上超暇,俺の好奇心が満たされない。
 
何のために学校に来ているのだろう。ついつい考えてしまう。
 
懇談でちょっと引き気味だった担任がSCと相談して,市の教育センターでの教育相談を勧められた。俺は別に困っていないのだが,学校をサボれるのと好きなランチを食べられるので出向くことにした。
 
おばさんとお話ししてウィスクという検査をした。それなりに面白かった。ちょっとだけやる気を発現させた。後から聞いたら話では弁護士とか医者になれるくらい知能が高いと・・・。親もびっくりしていた。取り立てて弁護士にも医者になりたいとは思わないが。
 
先生も親も俺の面倒臭さは,何か原因があると思ったのだろうな。学校は発達障害というラベルを貼りたかったのかもしれない。

周りは困っているのかな。ほっておいてくれればいいと思うのだが。

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ちょっと書いてみました。これから何人か子どもたちが登場します。

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