見出し画像

【TOEIC】4ヶ月で500点台→790点を可能にした最強勉強法

このnoteでは、偏差値45の地方大学生が東京工業大学大学院に現役合格した備忘録をつづっています。

今回の話題は、TOEICの勉強方法についてです。
この記事では4ヶ月で290点UPを達成した勉強法をリスニングとリーディングに分けてお話しします。
TOEICの勉強法の一つとして参考になれば幸いです。

「大学院受験を諦める」自信が持てない私の決心

東工大受験を決意した私ですが、すぐに専門科目の勉強をすることはありませんでした。
なぜなら、決意したとはいえやはり自分なんかが受かるわけがないと思っていたからです。

そこで私は自分自身に課題を課しました。それは
「2月までにTOEICで750点以上取れなかったら東工大を受験しない」
ということです。
私はそう決めてからTOEICの勉強を開始して約4ヶ月後に行われたTOEIC L&Rで790点を取ることができました。

勉強前のTOEICは500点だったので、290点UPを達成できました。

以降では、4ヶ月間の私のTOEIC奮闘記をお話しいたします。

TOEICの勉強で使用した参考書

私は大学院受験のためにTOEIC® Listening & Readingを受験しました。
そのため、必要な勉強は「Listening(聞く力)」と「Reading(読解力)」です。

そこで、使用した参考書は以下の3つです。
単語:TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
英文法:Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服
リスニング・読解問題:公式TOEIC® Listening & Reading 問題集
それぞれのおすすめポイントを説明します。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)


単語の勉強に使用していた「金フレ」はTOEIC公開テストで26回990点満点を連続取得したTEX加藤さんにより書かれたTOEICを受けるなら必須とも言える単語帳です。
TOEICに頻出の1000単語を収録しており、”receive an email”のようにフレーズで覚えることができるのがおすすめポイントです。
さらに、単語ごとに解説付いているのでより効率的に学習できます。

Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服

Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服

この本は、TOEIC専用ではなく私が大学受験の際に使用していた英文法・語法問題に幅広く対応する問題集形式で書かれたものです。
実際に使用したのはPart1の「文法」の部分だけを使用しました。
おすすめポイントとしては左ページに問題を、右ページにその解答と解説がついており、必須の文法力を体系的に学ぶことができる点です。

公式TOEIC® Listening & Reading 問題集

公式TOEIC® Listening & Reading 問題集

公式問題集は米国のテスト開発機関であるETSが、本番のテストと同じプロセスで制作した本です。
テストは2回分(計400問)が収録されています。
問題集はこれまで1から10まで出版されています。しかし、TOEICは社会情勢に合わせて出題内容が変化しているため最新版の使用がおすすめです。

私はこの3冊のみを使い倒して勉強をしました。
以降では、具体的な勉強方法について説明します。

ListeningとReadingのおすすめ勉強法

ここからは具体的なTOEICの勉強方法をListeningとReadingに分けてご紹介します。
先に、それぞれの勉強方法のポイントをお伝えします。
【Listening】
公式問題集を解く→答え合わせする→少しでもわからなかった箇所に印をつける→全体が聞き取れるようになるまでシャドーイングする

【Reading】
・Next Stageで文法を一通り学習する
・単語帳を繰り返しおこなう
・公式問題集を解く→答え合わせする→少しでもわからなかった箇所に印をつける→わからなかった文を品詞分解して理解する

それぞれについて以下で詳しく解説します。

シャドーイングによるListening勉強法

まず、Listening力をつける勉強法です。
私自身高校生の時から特に苦手な分野でした。
なので、机で勉強するのは公式問題集を解くときだけにしてあとは通学時間のスキマ時間を使って1日2時間勉強していました。

具体的には、公式問題集を解いた後に、完全に聞き取れた問題以外に印をつけてシャドーイングをします。
シャドーイングとは英語を聴きながら後を追って発音する勉強方法です。
インプットとアウトプットを同時にできるのでこの勉強法はまさに一石二鳥です。

まずは自力で聞き取れるだけ繰り返しシャドーイングをします。
次に、解答を見て聞き取れなかった部分や間違えていた部分を確認してシャドーイングをします。この時は解答を見ながらしてもOKです!
最後に、完全に同じスピードでシャドーイングできるようになるまで練習します。
私はこの勉強方法でリスニング力の圧倒的な向上を実感しました。

TOEICは問題に関わるフレーズが会話の中にあります。そのため、重要なのは答えとなるフレーズが聞き取れることです。
シャドーイングで学習するとそれがいつどこで話されるのか予想できるようになります。

単語と品詞分解によるReading勉強法

Readingはとにかく時間との勝負です。
そのためには「単語」「文法」「読解力」を高速でアウトプットする必要があります。
そこで、私のおすすめ勉強法は「武田塾式」です!
武田塾式とは「日本初!授業をしない」で有名な大学進学塾の武田塾で実践されている勉強法です。

まず、英単語を知らない単語にチェックをつけます。チェックがついた単語を100個ずつ覚えていきます。
しかし、いきなり100個覚えるのはきついですよね。
なので、10個覚えて自分でテストをして完全に覚えたらまた10個覚えて小テストを繰り返します。
そして、50個覚えたところでテストをします。残りの50個も同じようにして覚えて、最後に100個のテストをして暗記します。
テストをして暗記できてない単語にはチェックがついていきます。なので、暗記が苦手な単語が一目見て分かるだけでなく、苦手な単語は何度も繰り返し覚えることができます。

次に、文法の勉強です。これは「Next Stage」を1日1章進めて英単語と同じように1章進めたら小テストして覚えます。これを4日間おこない、5,6日目に総復習テストをして完全に覚えてしまいます。

英語の基礎は以上のように少しずつテストをしながら覚えていき完璧にした上で公式問題集に取り組みました。

テスト本番まではひたすら公式問題集を解いていました。
では、公式問題集の活用法をご紹介します。
1回目はテストのように時間を測って解きます。解き終わっても解答は見ずに、もう一度同じ問題を時間は測らずに解きます。
このように、1回目は時間ありで解いた場合、2回目は自分の今の実力で解いた場合として答え合わせをします。
答え合わせをした後は1回目の回答に簡単に解けなかった理由を分析して、書いていました。

では、復習の方法です。間違えた理由は色々あると思いますが、単語や文法の場合は上記の方法で覚えます。
一方で、文構造がわからなかった場合は品詞分解をして、一文の深掘りをしていました。

品詞分解とは例えば、
I have a pen. 「私はペンを持っている。」という文の場合、
S(主語) V(動詞) O(目的語)
のように単語がどの分類になるのか分解して理解しようというものです。

修飾語が入ってくると文構造が複雑になり途端にわからなくなります。しかし、TOEICは時間との勝負のため文構造で悩んでいる時間はありません。そのため、普段の勉強から品詞分解をしていると理解が格段に早くなるのでおすすめです。

そして、全部の復習が終わったら再度時間を測って解いて満点を取れるようになるまで繰り返します。

英語の勉強方法は色々ありますが、私はかなりガリガリやっていました。

まとめ:TOEICの勉強に近道はない

私のTOEIC勉強方法についてまとめると、
Listening
・公式問題集をシャドーイング
Leading
・参考書を使って単語と文法の基礎力をつける
・公式問題集を一文ずつ完全に理解できるようになるまで勉強する
・公式問題集を満点取れるまで繰り返し解く
この勉強方法で私は500点→790点の290点UPを達成しました。

TOEICに限らず英語を習得する方法に近道はありません。
最初はきついかもしれませんが、やっていると点数が必ず上がってきます。勉強した分だけ必ず点数に表れてくるので諦めずに頑張ってください!

ここまでご覧いただきありがとうございます。
次回は、勉強する前にやっておきたい最重要事項についてお話ししたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?