見出し画像

旅の記録#28 長野県 旅は今も

暴風雨のキャンプから出発し、長野県は諏訪市へ。私の地元は岐阜県の中でも長野県に近く、長野県の木曽の文化も含む地域にあるため、南信には少し親近感があります。今回は長野県から南下して、一度帰るため地元に向けて走ります。

緩やかな坂の下に諏訪の街が見える。
昨日とは打って変わって、快晴。涼しくて気持ち良い気候。

諏訪神社の総本社へ

諏訪大社は諏訪大社を囲むように上社前宮・本宮と下社秋宮・春宮からなる神社で、創建は古事記の国譲り神話までさかのぼる日本屈指の歴史ある神社です。境内には御柱が立ち、その立派さを直に見ることができます。
自然信仰を象徴するように、水や木々や苔と共にこの地に存在する社の雰囲気を感じながら、お邪魔します。

青銅色の鳥居が静かに立っています。
参拝所につながる木造の廊下が、改めて神域に踏み入れる事を思い起こさせます。
多くの参拝者が訪れていました。
奥に見える幣拝殿は自然の影響も纏って神秘的な雰囲気を感じました。
境内に建てられたモミの木。有名な御柱際で曳行されてきたものである。

諏訪大社下社秋宮も行ってきました

せっかく諏訪に来たので、諏訪大社4つの神社の秋宮も行ってきました。自然に囲まれた上社本宮と対照的に、街に近く開かれた雰囲気の境内です。見応えのある幣拝殿も見ながらお参りしてきました。

大きな注連縄が特徴的な神楽殿。
幣拝殿も立派な造り。
小さな飾りも精巧な意匠であることに驚きます。

下諏訪宿は街道交わる旅の重要拠点

諏訪大社下社秋宮の近くを歩いていると、昔の宿場町の歴史を伝える「宿場街道資料館」がありました。中を見てみると、江戸時代の商家の特徴を残した造りになっており、図録だけでなく土間づくりや囲炉裏、箱階段などの当時の様子を伝える様々な資料が展示されています。
下諏訪宿は中山道と甲州街道が交わる地点であり、物流や情報の交流が盛んな重要な地域でした。

土間を歩いて中に入ると囲炉裏がある。寒い日はありがたかっただろうと思います。
右の看板は「講札」といい、旅籠屋連盟に加盟した旅籠屋や休所が表へ掲げた。
階段とタンス兼ねた「箱階段」とても機能的。
中山道と甲州街道が交わるだけでなく、険しい和田峠を越える前の準備と越えた後の休憩所としても重宝された。
旅の重要アイテムや宿を利用するときのアドバイスを書いた「旅行用心集」。
今も同じような内容で雑誌や情報サイトがあることを考えると、
「人が旅をすること」の重要さが伺える。
客引きやチラシは事細かに宣伝文句を伝えている。
右の看板は旅籠屋連盟に加盟した旅籠屋や休所が表へ掲げた「講札」。
連盟に加盟した宿屋は、強引な客引きや娼婦を置かない方針を定めたので、旅人は安心して利用できた。
水戸浪士の行列の記録図もあった。デフォルメされててかわいい。

長野県まで来たことで、日本地図上では半分まできました。ここで一旦地元に帰り準備をした後、再度出発します。国道19号線で信州は木曽路を抜けていくと、だんだん知った地名が見えてきます。田んぼでは刈ったばかりの稲をはざがけしており、見たことのある風景を見かけると帰ってきた実感がします。

稲刈りの時期に見られる、稲を乾燥させる作業「はざがけ」
地元の香りを感じ、帰ってきた実感が少しずつ湧いてくる。

ずっと旅の記録を発信し続けていますが、実はコーチングもやっております。
旅先で出会った人やブログを見て興味を持っていただいた方とセッションできたら良いなと思っています。奇跡的にルートと都合の合う方がいたら、ぜひお話ししましょう!zoomを使ったオンラインも可能ですよ。

旅の話やあなたの行ってみたい場所の話をしながら、あなたが普段抱えている、モヤモヤについてしっかり向き合ってみませんか?
自分の言葉で話してみると、問題の整理や向き合う気持ちの再確認、将来へのワクワクなど様々な効果が期待できます。
今なら100人限定の無料セッションを受付中です。(受付枠残り98人)
XもしくはinstagramのDMよりご連絡ください。

詳しくは↓こちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?