事務さんへの転職（その１）

事務さんに転職する方もここ数年増えてきました。
病院における専門職の経験者採用というのは多くありますが、事務さんに限っていうと昔はほぼありませんでした。病院で働く事務さんというのはある意味専門職に近い部分もあるので、他業種からの転職というのは即戦力にならず敬遠されてきたという歴史があります。一部同業種からの転職はありますが、クリニックからの転職はほぼ皆無で同じ規模の病院からの転職が多かったと記憶しています。

病院で働く事務さんの仕事はアナログな部分が色濃く残っていますが、ここ数年は効率化やＩＴ化へのシフトが余儀なくされているので、効率化を実施できる方やシステム系に強い方が重宝されています。また、病院は国や都道府県等との関わりが多くあるので、それらの組織出身の方は特に重宝される傾向があります。

ただ、そのような職歴をもって入職してもその能力を発揮できる機会はなかなかありません。新卒・経験者問わず「まずはうちのやり方に慣れてもらう」というのがスタンダードな形です。最初は所謂「よそ者扱い」といった感じになるので、即戦力採用という表向きがあっても新卒と同じような業務につきます。故に前職で管理職経験があっても一般という位置づけで業務を覚えていく事になります。（職位も一般からスタートする事が多いです）

※事務さんへの転職（その２）に続きます。