映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観て
先日『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観てきました!
Dolby3Dの字幕で観ましたが、音響と映像が凄かったです〜。
細かい色彩の表現、映像内での臨場感を3Dで体感できて迫力が大きく、まさに映画の世界に没入するような感じでした。
映画も面白かったです! 僕はマリオは、『スーパーマリオブラザーズ』シリーズや『スーパーマリオ64』『スーパーマリオサンシャイン』などといった3Dマリオを中心に数多くやっていましたが、十分楽しめる内容でした。(ちなみにイチオシは、『マリオ&ルイージRPG3!!!』です!)3Dマリオの中では『スーパーマリオサンシャイン』が思い入れが深いですが、ギミックやステージが複雑な形状の所が多く、当時は本当に死にまくりました。何度マリオが死んだことやら…(笑)
特にシレナビーチのマンタとマンマビーチのおおすなどりは初見殺しに近いステージでキツかったです。それでもポンプを使った爽快なアクションとステージをクリアした時の達成感は他の作品では味わえないもので何度もプレイできる楽しさがあります!
(以下、微ネタバレ注意)
今回の映画は、これまでのマリオのゲームの要素を細かく拾ってそれを組み合わせながら、僕のようなファンに向けた楽しめるエンターテイメントのマリオ映画として完成されていて大きな充実感を味わいました。
登場するキャラクターも、それぞれの持ち場が最大限に発揮されていてその活躍を見るのが映画の醍醐味でもありました。
クッパに攫われながらも最後はマリオと一緒に奮闘し見せ場を発揮したルイージ、初代『ドンキーコング』を彷彿させるライバル関係でありながらマリオと共にクッパ軍団に立ち向かったドンキーコング、悪役でありながらもピーチへの恋愛感情を持って人間くさい振る舞いをするクッパと原作のキャラクター設定に大きく肉付けしてそれぞれ魅力を感じました。
特にピーチは従来の囚われるヒロインではなく、マリオと共にクッパと戦う勇敢な姫の姿を強調していて従来のゲームでは見れないような活躍を見ることができました。
近年、『ワンダーウーマン』や『キャプテン・マーベル』のように女性がメインに活躍する映画が増えていってその流れに沿って今回のピーチのキャラクター作りをしていったように窺えます。しかし、こういったキャラにしたことによってクッパに立ち向かうマリオを導いていくような立ち位置になり、映画の面白さにも繋がっていて良かったと思いました。
逆に今回はルイージが囚われるポジションになりましたが、それによってマリオとルイージの兄弟の絆を深める描写を掘り下げていて終盤のクッパの軍団と2人で戦う展開を盛り上げることにも一役買っていて見応えがありました。タイトルに「ブラザーズ」がついている通り、今回の映画はこの2人の物語だと強く感じました。
このように各キャラクターの見せ場を作ってマリオ映画として面白くなっているのは、製作にマリオの産みの親である宮本茂さんが関わっていて、スタッフ一同がキャラクターたちに敬意と愛情を持って一丸となり、マリオファンに向けて作ったからこそできた作品だと思いました。
ゴールデンウィーク中に観る作品として良かったと思います!
余談ですが、ラストはハリウッド版の『GODZILLA』(1998年)に近い感じがして少しクスッと笑いました(笑)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?