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円谷英二監督の故郷、須賀川へ(後編)

みなさん、こんにちは。
(前編)の記事に続いて(後編)では、福島県の須賀川市に来て2日目(11/13)に周った松明(たいまつ)通り須賀川特撮アーカイブセンターなどを中心に紹介したいと思います。
(前編の記事はこちら↓)


松明(たいまつ)通り


ウルトラマンの像


ゾフィーの像


ゴモラの像

カネゴンの像

2日目は、須賀川の市街地の中央を抜ける所にある松明通りを歩いて、数多くのウルトラマンや怪獣の像と遭遇しました!

松明通りを歩いている途中で、ウルトラヒーローのグッズを中心に置いてある専門店「SHOT M78 大束屋」と喫茶店「大束屋珈琲店」に寄って、店長を務める円谷英二監督の親戚(円谷英二監督の従兄弟の子)の円谷誠さんと久しぶりにお会いしました。
2019年の時に一度お会いして、取材したことがあるので、懐かしかったです。
相変わらずとても親切な方で、店長を務める珈琲店の食事も美味しかったです!

誠さんとのツーショット!

誠さんは、ミュージアムに資料の提供もしていて須賀川での取り組みに協力しております。
以前の取材では、当時『ウルトラマンコスモス』(01年)が放送開始された年ということもあって、円谷プロが中心となって行われた「円谷英二生誕100年祭」や須賀川のまちづくりの一環の「ゴジラの里構想」について聞き、それが須賀川の今の取り組みとどのように繋がっているか語っていただきました。

須賀川特撮アーカイブセンター

誠さんの店を出た後は、「須賀川特撮アーカイブセンター」(以下、アーカイブセンター)に行きました。
こちらのアーカイブセンターは、特撮技術を後世に伝えていく役割を担い、特撮に関連する貴重な資料等を収集・保存・修復・調査研究していくほか、特撮文化を顕彰、推進している施設です。


円谷英二監督の写真



『巨神兵東京に現る』(12年)の巨神兵のひな型



ウルトラマンメビウスのマスク。『ウルトラマンメビウス』(06年)で特技監督を務めた原口智生さんが自ら手掛けた。僕の一推し!

職員の皆様のご案内で館内を見学し、圧倒的な数の特撮関連の資料に狂喜乱舞していた1日でした(笑)

2階には、須賀川をイメージしたジオラマと大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(19年)で使ったミニチュアなどがあります。
ジオラマの背景は、島倉二千六さんが描いています。

須賀川をイメージしたジオラマ


ジオラマの背景


島倉さんのサイン


『いだてん』で使ったミニチュア



中央に立っているのが近内翔太くん。左から2番目の方は、センター長の須田元大さん

最後は、センターの職員の皆様と「すかがわ特撮塾」1期生の近内翔太くんと(間に樋口真嗣監督も挟んで)記念写真を撮りました。

「すかがわ特撮塾」

「すかがわ特撮塾」とは、特撮映画の制作プロセスを学び、実際に体験できる連続ワークショップです。アーカイブセンターで開設され、行っています。
塾長は映画監督で、『ウルトラマンZ』(20年)、『ウルトラマンブレーザー』(23年)などの田口清隆監督、講師の1人は『シン・ゴジラ』(16年)、『シン・ウルトラマン』(22年)などのメイキングを務めた島崎淳さんです。
このお二方が中心となって、塾生に指導しています。

近内くんは、「FUKUSHIMA Next Creators Challenge 2023」という福島県の青少年を対象に、デジタル機器を活用して制作した「メディア芸術」作品を募集し、展覧会を開催している所で、【 テーマ部門 】で最優秀賞を取りました。
近内くんは、中学生の部で『 福島県獣 』という動画作品を手掛けました。
今後の活躍も楽しみで、僭越ながら僕も応援していきたいと思います!

「FUKUSHIMA Next Creators Challenge 2023」の賞状

もう1つの故郷、須賀川


3日間の旅の中で、円谷英二監督にまつわる素晴らしいスポットの数々に大きく魅了された日々でした!
僕自身、幼少期からウルトラマンが原体験となって、今でも最大のアイデンティティとなっているので、ここに来た際はまるでもう1つの故郷のように強く感じます……。

最後に、須賀川で出会った様々な方には、深く感謝を申し上げます。このご縁は、これからも大切にしていきたいと思います。
本当にありがとうございました!

参考資料:大束屋珈琲店SHOT M78 大束屋須賀川特撮アーカイブセンター須賀川市報道発表資料びゅうたびFUKUSHIMA Next Creators Challenge 2023


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