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ヤクルトのファーム建設予定地を走る。

「ヤクルトスワローズが2軍施設を移転するらしい」
昨年その情報を知り、
さらにその場所が茨城県守谷市と聞いて驚いた。

生まれも育ちも働く場所も北海道の私だが、茨城県には義理の実家があり、年に一度は訪れている。
実家があるのは守谷市のすぐ隣、取手市。野球好きな私の心は高鳴った。
「実家に遊びに行ったタイミングで、プロ野球観戦ができるかもしれない!」
野球好きというのは、推し球団でなくても野球が見られたら嬉しいのだ。しかも、ホープが集う2軍戦。新しいスタジアムができるというのも、わくわくする話ではないか。

2027年開業の新スタジアム!

報道などによると、昨年11月に移転が正式決定し、県や市、会社、球団を交えた協定が結ばれたばかり。
着工は今年の夏、完成は27年という。
ならば、何もできていない今こそ走っておきたい!
少年時代から培った野球熱にランブロガーとしての思いも掛け合わさり、チャリンコを飛ばして建設地付近に行ってみた。
(そこまでは走らないんかいというツッコミは受け付けません。自分でも思ってるから。。)

予定地の近くには、現在の常総運動公園がある。
これに隣接する形で市民の運動エリアとスワローズのファーム拠点からなる「守谷市総合公園」が誕生するらしい。

ざっくりこんな感じ(区画の範囲は不明確です)
ファーム施設のイメージ。球団ホームページより
こちらは既存の常総運動公園。サッカー場かな?
すぐそばに利根川が流れており、河川敷から撮影。
こちらは常総運動公園野球場。ナイター設備もついている

そしてこちらが、建設地の方向。
手前が市民エリア、奥がスワローズファーム拠点となる予定だ。

今は畑が広がっている

Onを足になじませながら走る。

常総運動公園野球場に自転車を停めて、河川敷を走る。

シューズは先日購入した「On CloudFlow4」。
ラン使用は2回目ながら、少しずつ足に馴染んできた実感があるのが嬉しい。
散策がてら1キロ6分ほどでゆっくり走るつもりだったが、道中自転車を漕いできたためか、脚が軽く1キロ5分半ほどのペースでスタートした。

それにしてもOnは足が着いている際の感覚がこれまでのシューズと全く違う。
買ったばかりというのもあるだろうけど、靴底が平坦ではなく、丸い感覚がある。足を着く際に、かかとから順に地面に触れていく。足を離す際の反発も十分に感じられる。

これから大事に使っていきたいOnのシューズ

シューズの感覚を確かめながら走っていくと、白い看板が見えた。何かと思い、確認するため一度河川敷を下りてみる。

「がまんの渡し場」の説明

ようするに、家康公が舟夫に対して悪天候の中だけど何とか我慢をして舟を渡して欲しいとして川を渡った場所らしい。のちに再訪したことにも触れており、歴史を感じる。

河川敷を戻り、さらに走っていくとこんな表示が。

そう、この場所はちょうど利根川と鬼怒川の合流点になるのだ。

走っている時はこれだけ大きな川が2本も流れているとは思わなかった。
おそらくファンの方が心配になるのは水害(現在の戸田球場からの移転も、きっかけは2019年の台風による水害)だと思うが、施設周辺の盛り土や堤防強化が進められるという。

こうして河川敷を中心に3キロを走った。

1月の茨城県はとても走りやすい。
北海道でいう10月初旬くらいの感覚で、心地良く走ることができた。

ここにも住民がいる。その息吹を感じて

この日、河川敷では家族が凧揚げをしていたり、穏やかな空気が辺りを包んでいた。
むしろどこかノスタルジックな気持ちになったのは、夕方に差し掛かる時間だったからか、人とあまりすれ違わなかったからか…。

ちなみに畑で何が栽培されているかと思い見てみると、ある畑では冬の今もキャベツが栽培されていた。
茨城に来て驚いたが、地場産が流通しているためか、スーパーの野菜がとても安いのだ。

静かな農村風景から、プロスポーツの拠点へ-。
この風景はあと数年で変わる。
畑を営む人は、このあとどこで営農するのだろう?
複数持っている(であろう)畑の中で、輪作は上手く回るのだろうか。なんて余計なことを考えた。

これだけの事業だ。
喜ぶ人がいる一方で、大きな変化を望まない人だっているだろう。
スポーツによるにぎわいが生まれ、まちに潤いをもたらす。風景が変わっても、いつまでも市民に愛される場所であり続けてほしいと願った。

⭐︎補足⭐︎

守谷市は茨城県の「県南」。東京とも近い!
建設予定地のすぐ近くにあるアサヒビール工場
近くを通る常磐自動車道


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