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側転できない母と、できた娘

小学1年生の娘は「側転ができるようになりたい」と言って、ここ最近熱心に練習していました。

運動音痴なわたしは、側転できたことがありません。なので教え方もわからなかったので、YouTubeで探し、やり方の動画を娘に見せて、こうかな?ああかな?と試行錯誤しながら練習していました。

そう簡単にできるようにはならず、「今日はやらない」「できない!やめる!」と諦めモードになっていたことも。

「やっぱ難しいか。まあ、できなくても人生困らないしな」と、わたしも諦めモード。
それに、わたし自身「側転ができた」という経験がないので、この状況からどうやって起死回生していくのか想像もつきません。わたしにとっては未知の世界です。


それから数日後、娘はまた、家で側転の練習をしはじめました。

やりはじめて少し経ったころ、チラッと娘の様子を見てみると、

あれ?前よりできてる!?

「すごい!前よりできてるじゃん!手も伸びてるし足も上がってる!!すごいすごい!!」
わたしは興奮して「すごい」を連発。

「なんかやってみたら、ちょっとできるようになってきた!」
と、娘は嬉しそうに答えました。

それからまた何度も繰り返して練習しているうちに、どんどん上達して行き、数回に1回は綺麗に回ってしっかり着地できるようになっていました。

そんなを娘を見て、

今娘は、わたしが知らない景色を見ているんだ。わたしの知らない世界を体感してるんだ。

と思いました。


たかが側転で、景色が世界がとか言ってる自分、笑えますね…。


でも、こうやって子供たちは、親の知り得ない世界に出会って、体験して、きっと今のわたしには想像つかないような大人になっているかも知れません。

なんだか、嬉しいような、寂しいような…。

まあなんにしても、この先の子供達の成長は、楽しみでしかたないのです。



最後までお読みくださり、ありがとうございます。











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