肥満は炭水化物・加糖飲料水。反対に魚介類・海藻・プチ断食は瘦せる効果がある。

魚介類と炭水化物の関係

 肥満が大きな社会問題になってから、糖質制限によって肥満を解消するという論文が多くなってきた。白米、うどん、パスタ、パン、クッキー、ビスケット、おせんべい、などの炭水化物、それとともに糖質飲料水(コーラ、カフェオーレ)が肥満の元凶となっている。

 なぜ、糖質が肥満の元凶となるのか?糖質は食べ過ぎるとインスリンの働きによって中性脂肪に代わり、消費されない脂肪は肝脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪として蓄えられる。その蓄えられた脂肪分が肥満体となって、でっぷりと太った人間になっている。

 かと言って、日本人は炭水化物を昔からたくさん取ってきた。今更、炭水化物を取るなと言われても、そう簡単に止められるものではない。主食であるから、まず炭水化物を主体にしていろいろな副菜が構成されている。

 糖質は炭水化物、糖質飲料水、果物、も糖質の中に入っている。私などは甘いものが大好きだから、これらの食品を排除しろと言われても、素直にイエスとは言えない。糖質飲料水については、水、お茶、ブラックコーヒーだけに変えることは出来る。

 では如何すれば良いのか?そこに魚介類が必要となるのである。魚介類と炭水化物はシーソーのような関係にあり、炭水化物を食べても同時に魚介類を食べると血糖値が上がらない作用がある。

 炭水化物や果物、糖質飲料水だけを食べて、魚介類を食べないと、ストレートに血糖値が上がりそれを中和するためにインスリンが大量に放出される。それによって脂肪が体内に蓄積されるのだ。肥満は魚介類と海藻が不足している人に多い。

 食事の時には魚介類を1品必ず入れることと、海藻類のおかずも毎日食べるように心がけるとよい。オメガ3という魚介類に含まれる脂肪酸が、糖質過多の食事内容を中和する働きがあるのだ。
 
 私も糖質が大好きで、過剰に摂取したため、アトピー性皮膚炎に悩まされていた。その皮膚炎も魚介類を食べると、痒みがぐんと楽になるのを感じた。今では、プチ断食をしながら炭水化物も食べるが、魚介類、海藻も必ず1品は取るように心がけている。

 おかげで皮膚炎が完治したわけではないが、日常生活に支障をきたすことはなくなった。そのほかに肥満の解消、睡眠良好、気分爽快、など良い事が多くなってきた。

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