半年かけて13kg痩せた話

大学2年生の終わり頃。
当時付き合っていた彼氏に、わずか1ヶ月で「結婚を考えられないと思った」という理由で振られた。


たった1ヶ月で私の何が分かったんだい、、？


大学2年生で結婚するか否かを1ヶ月で判断しなければならない危機迫る人間は、少なくとも私の周りにはひとりもいなかった。


大体の人は、人を振る時にバカ正直に本音を言わない。
振られたことに関して全く納得できなかった私は、"本当の振られた理由"を考えた。


単純な私は、鏡を見て思った。

見た目がマズかったからフラれたんだ、、と。


そういえば、大学のサークルの中で1番ふくよかな先輩と瓜二つだと言って笑われたこともあった。

ネタにされる事に違和感を感じていたものの、ただのノリだと自分の気持ちを見て見ぬふりをしていた。

私だって女の子だ。少しくらいチヤホヤされたい、、！！


少し下を向くと二重顎になるやたら丸い顔。

常に張っていて、いつも食べすぎちゃいます！と主張しているような腹。

こだわりなく出た腹を気にしたコーディネート。

冷静に鏡の中の自分を見て目が覚め、デブを自覚。(当時161cm、体重59〜61kg)



たった1ヶ月で振られた事実に対する悔しさをとにかくどこかにぶつけたくて、
振られた理由を"デブだったから"と勝手に仮定し、
約半年に渡る本気ダイエットが始まった。



以下、私が痩せる為に取り組んだ事↓

①食事を徹底的に見直し、質の良いものに一新する(これに関して詳しい情報はたくさんの方が発信してくれているので血眼で調べて勉強)←1番重要！

※ちなみに当時の私は好きなものを好きなだけ食べよう精神で、バイトの出勤前にマクドナルドに寄って元気をつけてから出勤していた。汗


②川沿いのランニングコースを必死こいて2日に1回ぐらいの頻度で気が済むまで走る


③全身鏡で日々自分の体型の変化を観察。その都度写真で記録に残す


④汗水垂らしながら筋トレをする(腹筋、尻、二の腕、背中)


⑤ダイエット成功者のSNSを見てモチベーションをキープする


これらをすべて習慣化させる。


がむしゃらだった。

非常に暑苦しいが、これ！と決めるととことん猪突猛進型になる性質がある。

どうにか痩せて綺麗になりたい一心で、ダイエット方法に関しては賛否両論あるだろうが、
その時の私が良いであろうと思った事を片っ端から実践した。


最初の3ヶ月間でがっつり体重を落とし、そこから約3ヶ月かけてスタイルを定着させ、最終的に身長161cm、体重46〜48kgの女になった。


スーツは11号から7号に買い替えた。


ひと目見ただけでそれまでの私を知る誰もが「めっちゃ痩せたね！」と言う体型に変化した。


周りの友人からはこぞって痩せた方法を聞かれた。

ダイエットを始めるきっかけとなった元彼とはアルバイトで知り合ったのだが、彼と久々にシフトが被った日の夜に痩せた事に対する賞賛のLINEが飛んできた。

ご飯に誘われたが、しっかり断っておいた。(なんて分かりやすいやつなんだ、、)



見返してやる！！と意気込んで始めたダイエットだったが、満足いく体型になった頃には、他者からの評価なんて正直どうでも良くなっていた。


他人からの私の体型に関する意見なんて、ちょっとしたことで変化するし、何の意味もない。


ダイエットをして綺麗になること。
いざ成功してみると、その経験から得たものはたくさんあったと気づく。

・自尊心が磨かれる
・美意識が高くなる
・自分との約束を守れるようになる
・日常的に自分の身体と向き合えるようになる
・目標達成により自信がつく
・写真嫌いがなくなる
・体に良い料理を作れるようになる　　


などなど、嬉しい特典がたくさん付いてきた

自分が自分を1番好きじゃないのに、人に好きになってもらおうなんてできるわけがない。


今思えば、その事に無意識のうちに気づいていたはずだし、デブを無視し続けていた自分自身に心底ムカついていたんだと思う。　


恋愛に関しては、ダイエットに成功してから


"こんなに努力して得たスタイルなんだから、私を心から愛してくれない男には指一本触れさせない"


そんな強気な思考に切り替わり、恋愛も以前より上手くいくようになった。


自分の体やメンタルと向き合う習慣がついてから、かれこれ4年間体型をキープし続けている。


ダイエットするべき！とは言わない。
痩せるべき！とも言わない。


ただ私は自分自身を少しでも愛し、認め、大切にする練習を、結果が目に見えてわかりやすいダイエットという手法でしただけだ。


体型なんて外野が何と言おうと自分が納得できていたらそれだけで100点満点だ。
自分のことを外見含め、まるっと愛せていればそれでいい。


私を全肯定してくれて、絶対に裏切らないのは私しかいない。


この全てに、へたくそな方法で気づかせてくれた元彼には心から感謝している。さんきゅーな！