2024/02/20の日経新聞を読んで
東京大学は2027年秋に文理融合型で5年間一貫の教育課程を新設する方針を決めた。世界水準の研究職の育成を目指し、授業は全て英語で行う。生物多様性や気候変動といった解決が難しい課題に向き合う人材を育てる。秋入学とし国内外から優秀な学生の獲得を目指す。記事を要約すると共に所感を述べたい。
新学部に相当する新たな課程の名称は「カレッジ・オブ・デザイン」。学部4年間と大学院修士1年間を合わせた5年制とする。
カリキュラムは文理の枠にとらわれず自身の興味に応じて設計できるようにする。
視野を広げるため1年間は企業でのインターンシップや留学などを課す。
24年度中に入試概要を決め、公表する予定だ。国際的に優秀な教員を確保するため世界中から公募する。
東大の学部留学生の比率は現在約2%で、女子学生の割合も約2割と低い。
東大は25年後の49年に学部留学生比率30%、女性教員比率40%などの目標を掲げる。
新課程を設けることで多様性を高め、国際化の推進や研究力強化につなげたい考えだ。
日本における学歴社会の最高峰である東大が、2027年の秋学期から文理融合型の5年間一貫の新課程を新設すると決めた。日本では学齢社会の最高峰の東大だが、世界に出ると2023年の調査では29位である。国際社会に出れば、全然低いと思う。そもそも文理を区別する制度自体に、日本の教育に間違いがある。こう言い出すと、受験科目が増えるとか、カリキュラムがとか色々批判も出るだろうが、結局のところ社会に出たら文理融合である。学生時代から文理融合型のスタイルを考え方を出来ていれば、日本の学力向上にも繋がる様に思える。東大から京大へ旧帝大へ。そして早稲田慶應、GMARCH、関関同立へと拡大してほしい制度である。
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