2024/04/22の日経新聞を読んで
「相場は全体的に上がるときが最も強く、一握りの優良銘柄だけが上がるときが最も脆弱だ」。米ウォール街の重鎮アナリスト、ボブ・ファレル氏が書き記した10の法則の一つだ。2000年代初めまで半世紀近く活躍した同氏の言葉を、市場参加者は思い起こす必要があるかもしれない。日経の記事を要約すると共に所感を述べたい。
世界の株高をリードしてきた米国を代表するハイテク企業「マグニフィセント7」の株価が揺れている。
半導体エヌビディアと電気自動車のテスラはともに先週1週間で14%安となった。
18日発表したTSMCの1~3月期決算。決算自体は好調だったが、失望を呼んだのは半導体業界全体の24年の生産予想だ。
「10%以上の伸び」を「10%の伸び」に修正した。
「以上」の文字が消えたことで、日本を含む半導体関連株に売りの波が広がった。
最も優れてみえる企業の株価が、そのときの投資として優れているわけでは必ずしもないとわかるのは後になってからである。
マグニフィセント7こそが正義であり、爆益を狙える。そういう意見もある。しかし、実際のところ、先週でテスラとNVIDIAの株価は14%下落した。Appleに至っては下落し続けている。マグニィセント7は今年の初めがピークだったのだろうか。何が正しいのかは情報収集はもちろんのこと、大原則である長期積立分散である。この鉄のルールに従って、私は今日も株式投資に励みたい。
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