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プロジェクトX『隠岐 島に希望を取り戻せ』を見て アウシュビッツと同じことが日本で起きていると思った


はじめに

プロジェクトX『隠岐 島に希望を取り戻せ ~破綻寸前からの総力戦~』を見て、これを書いています。

ほとんどの地方は苦しんでいます。
知恵を絞っても、ほとんどの自治体はうまくいかず、苦しんでいます。
うまくいく自治体は例外的です。
成功した自治体だけがプロジェクトXで取り上げられているのです。

感動的な良い話、で終わって欲しくはありません。
気が付かなくてはならない課題があります。
NHKは気が付いていないのでしょうか?
頑張った自治体だけがうまくいけばよいのでしょうか?
自治体は企業や個人と同じでしょうか?
頑張ってもうまくいかなかった自治体が廃れても良いわけではありません。
全ての自治体がこのような苦しみを味あわなくてよい国でいて欲しいです。

なぜ国は地方財政を絞り、地方を苦しめるのか

なぜ国は地方交付金を減らし、地方を苦しめるのでしょうか。
地方を衰退させようとしているのでしょうか。
結果的に、東京一極集中を推進しています。

東京にいて、苦しむ人が見えないからです。
見えなければ、残酷な決定も淡々とこなせます。
命令すれば、アウシュビッツでアイヒマンは淡々と命令を実行します。
これと同じ構造ではありませんか?

解決策は簡単

解決策は簡単です。
お金を印刷できる国がお金を出せば解決します。
隠岐だけでなく、全ての地方自治体のお金の問題が解決します。

お金を印刷すると財政が破綻すると信じて、それが優先で決めています。
財務省は、国の破綻はあり得ないと知っています。
その証拠に、海外の格付け機関が「破綻リスクがある」と格付けを下げると、財務省は「破綻はあり得ない」と反論します。
世界一の借金国の米国は好景気で、破綻とは縁遠い状況です。
しかし、政治家はお金のことがわからないので、破綻すると信じています。

問題の構造

ユダヤ人をガス室に送り込むと言う決定は人間として誰もできません。
それをアウシュビッツでアイヒマンがやったのです。
人間がどうしてそんなことができるのか、世界が裁判に注目しました。
彼は特に冷酷な人間ではなく、普通の公務員でした。
それが「上から命令されたから」とやってしまうのです。
「個人ではできない残酷なことが組織ならできてしまう」のです。
その構造がアイヒマン裁判で明らかになりました。

私の先輩も同じ経験をしました。
彼は終戦直後、ソ満国境に派遣され、置き去りにされてしまったのです。
日本の軍隊は、中学生を最前線に派遣して、自分たちは先に逃げたのです。
そんなことしたらどうなるか、結果は明らかです。
人間として、個人なら絶対にできないことです。
しかし、日本人もアウシュビッツと同じことをやってしまうのです。

「お金がない」という理由で地方交付金を減らし、地方を苦しめる。   人間としてはできませんね。
しかし、政府は組織なのでやってしまうのです。
能登の震災支援に冷淡なのも、同じ構造のように思います。
「日本でもアウシュビッツと同じことがまた」と思えてなりません。
日本にもアイヒマンはいるのです。

終わりに

政府は人間として絶対にやってはいけないことをやっているです。
それを政府に気が付かせてやってください。
そして、自治体にお金を出すという政策をやって下さい。


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