アオサン

朝鮮王朝史を15年前から勉強しています。

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最近の記事

韓国ドラマ「トンイ」を二回観て思ったこと

私は、十四年前に朝鮮王朝ドラマ「トンイ」を初めて観た。その時、このドラマは必ずもう一回観ようと心に誓っていたが、このたび二回目を観たので、その感想を述べてみたいと思う。その前に、このドラマを観てから、主演女優のハンヒョジュの大ファンになった。今から十年前にソウルに行って、MBCのドラミア(現在 龍仁大長今パーク)を見学した。写真は、その時のものである。そして今でもハンヒョジュのファンのままである。トンイを十四年後に二度観たのも、ハンヒョジュの顔が見たかったからということもある

    • 秀吉朝鮮出兵の時に、日本人から朝鮮人となった「沙也可」のこと その2.

       私は昨年(令和5年)の九月に所用があり、釜山に行くこととなった。到着翌日、釜山からKTX(韓国の新幹線)に乗って東大邱(テグ)駅へと向かった。約一時間のみちのり。そして東大邱(テグ)駅からタクシーに乗って約三十分、友鹿洞(ウロクトン)の達城韓日友好館を訪れた。この達城韓日友好館は日韓友好を図るために2012年に開館したものである。  この友好館に入ると、まず最初に映写室で沙也可の生涯をアニメで描いた映像を見た。なかなかの迫力があり、また分かりやすく、沙也可の生涯がよく理解で

      • 秀吉朝鮮出兵の時に、日本人から朝鮮人となった「沙也可」のこと

        その1. 私が沙也可のことを初めて知ったのは、伊藤潤の小説「黒南風の海」(くろはえのうみ)を読んでからである。秀吉が朝鮮に出兵した文禄・慶長の役の時に、日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善が、他国を侵す戦いに疑問を抱き、朝鮮の美しき景色や文物に魅力を感じ、さらには、朝鮮の女性と恋に落ち、ついに降倭(こうわ)という朝鮮側に投降する将校となる物語である。この「黒南風の海」は2011年の第一回目の「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞している。 私は大変面白い小説だと思

      韓国ドラマ「トンイ」を二回観て思ったこと

      • 秀吉朝鮮出兵の時に、日本人から朝鮮人となった「沙也可」のこと その2.

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