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フリーランスはやる気に頼ったら詰むというはなし

フリーランスは、自分がどれだけやれるかに命運がかかっています。

まさに自分との戦いです。

会社員時代は、ノルマ や上司がいて「頑張れ、乗り切れ」と言ってくる。

嫌でも仕事を進めなければいけませんでした。

でもそれって、ある意味ありがたかったのかも。

今は、自分を管理するのは自分。

どれだけ効率的に仕事を進められるかを考えながら、やっていかなければなりません。

そんな時、思いつくのは「やる気」という言葉。

「今日はやる気出ないな」
「よしやる気を出して頑張ろう」

 こんな風に 日常的にやる気に頼って作業をしている自分がいました。

だけどやる気で一点突破しようとすると、仕事の進め方には限界があった。

そう。
究極モチベなんかいらない。

何だかよく分からない見えないものに頼ると、しんどいよ。

今日はそんな「やる気」についてと、どうすれば フリーランスの仕事を無理なく効率的に進められるかというお話しします。


なぜやる気に頼ったら詰むのか


外資の営業アシスタントをしていたころは、ゴリゴリのノルマ至上主義の世界にいました。

ミーティングで飛び交うのは

「気合いを入れろ!」
「やる気を出せ」

なんていう言葉。

一人ひとりが表明する取り組みも

「がんばります」
「粘り強くやってみます」

とか。

冷静に文字にすると、ずいぶんと頼りないフワッとした言い方だなぁ

と思えるのですが現場にいると

(そっか、やる気って大事なんだな)

とその場の空気に染まってしまうわけです。

そのマインドでフリーランスになった私は見事に詰みます。

(上手くできないのはやる気が足りないからだ)

(収入が増えないのはモチベーションがないからだ)

 仕事をこなせない原因を、自分の気合いが足りないからとか意志が弱いことにあると自分を追い込みました。

自分を責めて、負のループにまんまと陥っていました。

今思うと

「そんなんで乗り切れたら誰でもできるわー!」
って思います。

やる気とかいう曖昧なものに頼ったり、目に見えない ふわっとした言葉でこなそうとしても、人間そんなに簡単ではありません。

 では、どうやってやる気に頼らず仕事を進めていけばいいのでしょうか。

やる気だけに頼らない仕事のすすめかた

タスクスイッチングの回数を減らす

毎日取り組むべきタスクって複数あります。

それを何度も行き来したり、別の作業をしたりするのは避けた方が良いです。

1日のやることリストを作るのも悪くない。

だけど、それが目に入ってしまうと、

(あれもやらなきゃ!これができてないな)

と気になってしまいます。

それぞれちょっとずつ作業をすることで、脳が何度も切り替えをすることになります。

タスクスイッチングは、脳に負担がかかって疲労が蓄積されるとか。

気分を変えようと別の作業を始めることが、実は脳にとっては良くないなんてこともあります。

 1日の作業は、できるだけ同じジャンルのものを集める。

同じ作業手順のものをまとめて取り組むことで、頭を切り替える回数が減り、効率的に進められます。

やることが明確な時間を増やす

どこから手をつけていいかわからない。

何をやったらいいかはっきりしない。 

相手からの返事待ちで何も手をつけられない。

このように考えている時間 、待っている状態はかなりもったいない。

頭の中はぐるぐる思考しているものの、仕事としては、何も進んでいません。 

今何をやるべきか、取り組むことが明確になっている時間を増やすことで
仕事が前に進みます。

迷っている暇があったら、手をつける。

悩んでる時間があれば、解決に向かう行動を取る。

そうやって、やるべきことに集中できる時間を意識して作りましょう。

期限や制約を上手く利用する

自由に働けるのが フリーランスのいいところです。

これは本当にそう。

裁量がある仕事は、メリットが多いと日々実感しています。

だけど、 自由すぎて自己管理めっちゃ難しい問題という課題に直面することもしばしば。

 私は、自由だからこそクライアントワークの納期や予定をうまく活用するべきだと思います。

先の予定というのは一旦入れてしまうと、それに合わせて作業を進めたり効率化するための知恵を絞ることができるのです。

不安だから、余裕を持った納期にしよう。

時間ができたら予定を入れよう。

 このような組み方だと、いつまでたっても時間をふんだんに使った密度の低い仕事しかできません。

 予定を先に抑える時間の枠組みを作ることで、自動的に早く作業ができる環境を作り出すというのも大事です。 

まとめ、やる気なんかなくても仕事は回る

モチベーション、やる気信仰って結構罪だなと思います。

精神論になってしまうと、そう思えない人が悪いという自己責任のハナシに持っていかれてしまう。

人間はそんなに単純じゃないし、どうやっても無理な時は無理です。

そう思った時にやる気で管理するのではなく、仕組みや考え方でうまく回していく方がラクかもしれません。

時には脳をいたわったり上手にだましてみたり、自分の体と心をうまく活用しながら仕事が進められるといいですね。


 最後までお読みいただきありがとうございました。

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