恋愛弱者の苦しみ
僕の全ての悩みの根源は、「異性からの愛の欠如」、この一点に集約されると思う。
昔から女性を好きになりやすく、かわいいと思ったらすぐに落ちてることが多い。youtubeに転がってるようないわゆる恋愛テクニックなんて使われてなくても、ちょっと優しくしてもらったりちょっと楽しく話しただけでもう気になってしまってる。かなりちょろい。
でも、今まで僕の好意が受け入れられたことは一度もない。自分に自信がなくて積極的にアピールできないのもあるけど、頑張って勇気を出してアタックしても玉砕。ていうか、学生時代ならそんな思い切ったことしなくても、関わってるうちに自然にいい感じになって付き合えるものだと思っていた。しかし現実にはそんなことは一度もなk・・・あ、いやあったな。でもあれはカウントしたくない。僕は、素敵な相手とそういう雰囲気になりたかった。
学校、街中、そこかしこで見かけるカップルはみんな顔面がいい。あんな彼女とイチャイチャしたい。嫉妬しながらもずっとあれに憧れていた。しかし僕はイケメンじゃないし、雰囲気イケメンになれそうな資質もない。さらに低身長。そりゃ女性からしたら需要のない男性だろう。
素材からしてほぼ詰んでるのに、そこに恋愛の失敗体験による自信の喪失が加わって、ますます非モテに拍車がかかる。
飲み会に行っても僕には恋愛の話を振られないことがしばしばある。やっぱりお世辞にも恋愛できそうな感じに見えないもんね。(それでも昔よりは聞かれるようになったが)
こういう話をしたら「理由なんてなくていいから自信持てよ!自分に余裕のなさそうな男性を女性は好きにならないぞ」と言われる。その通りだろう。しかし、僕はもう自信なんて自力では取り戻せないレベルにまで下がっている。異性から愛されることでしかこの心の穴は埋まらない。だからアイドルにハマり、風俗にハマり、メンエスにハマり、全て金の力で虚偽の「愛」を買ってきた。普通にしていても、誰からも好かれないからさ。
誰か付き合ってくれよ。僕に愛を教えてくれよ。
自信、つけさせてくれよ。
恋愛はGive & Takeとよくいう。しかし僕がいくら相手を思ってコミュニケーションしようと、向こうは何も返さない。僕は一方的に与え続けるだけ。しかし相手には何一つ届いていない。僕は相手の恋愛対象になれないから。
真面目そう、賢そうと今まで言われてきた。一見褒め言葉のようだが、僕は「あー『あなたは恋愛対象外です』って言いたいのね」って自分の中で置き換えている。だってそうじゃん。女性はある程度不真面目な男の方が好きに決まっているし、事実そう言ってきた女性とはそれ以上何にもなかったし。違うというならその証拠を見せろや。
僕は完全に女性不信の一歩手前である。それでも女性を欲しているし、愛されたいという気持ちは消えるどころか日々増している。不謹慎な物言いになるが、女性にはその胸と下半身めあてでも寄ってくる相手がいて羨ましい。僕(というより男全般?)には身体目的の女性なんて一生近寄ってこない。たとえ身体めあてでも、その間だけは自分を必要としてくれる。僕には、その一瞬の幸福感すら掴めない。
因みに僕は、いわゆるヤリモクで女性を誘ったりアプローチしたことはない。女性なら大学生の間とかは特に高確率でヤリモク男に狙われたことがあると思うが、僕は違う。そもそも僕は性欲が女性をアプローチする動機にはならない。単純に付き合いたい、もっと仲良くなりたいという気持ちがあるから頑張るのだ。もし男=性欲まみれの猿と勘違いしている女性がいたら、こんな純真な男もいるんだよと知ってほしい。
いやいや風俗レポート書くような人間が純粋なわけないでしょという反論がありそうなので、もう一度説明しておこう。僕の望みは最初にも述べた通り、「女性から愛されたい」ただそれだけ。でも女性はみんな僕を拒否する。学生時代に甘い青春を過ごせなかった。それを取り返すことはできないから、代替のツールで満たすしかほかに方法がない。性行為は最も深く愛情を確かめる営みだ。ビジネスでも演技でもいいから、その間だけでも僕を受け入れてほしい。そういう切なる願いが、僕を風俗の世界へ連れていった。
どうだ?理解したか?
世の普通の人はみんな年相応に恋愛経験を重ねてきているから、この記事を読んでどうせ呆れるのだろう。呆れるというか、憐れむというか。でも僕は好きでこうなったんじゃない。誰も僕に愛を教えてくれなかったから、誰も僕の寂しさに気づいてくれないから、こうなった。
ここまで長々とどす黒い内容を書いてきたが、普段の僕はそんな闇を感じさせるようなキャラではない。いたって真面目に、そして温和に人と接して暮らしている。しかし頭の中では、自分が恋愛弱者であることの辛さがずっとついて離れない。人間なんてみんなそうさ。見た目では何も推し量れない。
こんな記事、本当に誰得なんだって感じだけど、ここに苦しんでいる男が一人いることを知ってもらえたらそれで十分。救いなんて求めてないよ。
さあ、そろそろ風呂入ろう。
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