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孤独感と向き合う

誰しも寂しいと感じる時があると思います。

私はまさに今、その状態ですが、ここで人に寂しいをぶつけると、おそらく後悔します。

寂しい😞誰かに大丈夫だよと言って欲しいし、無性に人を受容したい。

不器用なので、恋人にぶつけたこともありますし、友達にぶつけたこともあります。くそがよ…

ここで、正直に「寂しい」と言えれば良いのですが、そうは言わず、私はいつも試し行動をしてしまいます。相手の困るようなことを聞いて、相手の愛情を試します。くそが…

愛着障害なのかなあと思ったこともありますが、病理の原因を突き詰めることは時に己を壊すので。大学生の時に買った愛着障害の本はまだ読めていません。個人的な慰めには使いたくない。
先生お墨付きの本です。誰かの参考になれば。

⬇️「岡田尊司|愛着障害:子ども時代を引きずる人々」光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036430

みなさんは孤独感、寂しさとどのように向き合っているのでしょうか。

私は、昔から本や言葉をお守りにしています。

最近読んでよかったのは、山田詠美さんの無銭優雅です。

佐伯ポインティさん、ポちゃんのポッドキャストを聴いてて、おすすめされていた本です。

この本、40代の男女がはちゃめちゃに恋愛するお話なのですが、主人公の慈雨ちゃんの考え・生き方がとても勉強になります。

私が個人的に共感したのはこの文章です。

人には、それぞれ逃げ込む場所がある。若い頃は、そのありかを捜して、見つからなくて、あがいたものだ。考え過ぎて、自分の内に、それを求めたこともあった。でも、ある時、ふと気付いたの。身の前にある。私の心を引き寄せてやまないもの。それだけが、私の逃げ場所になるんだって。そして、常に何かに心惹かれていないと、逃げることすら出来ないんだって。そう思い始めたら気が晴れた。

山田詠美|無銭優雅

何か上手くいかない時、状況に置かれている時は逃げ込むシェルターが必要ですよね。

慈雨ちゃんにとってはそれがお花でした。
(慈雨ちゃんは後にお花屋さんの従業員となります。)

逃げ込むシェルターは人じゃなくてもいいんだよと言ってくれてるようで元気が出ました。

辛かったことや悲しい気持ちを全て人に共有する義務はなくて、自分の中で大切に持っておくこともいいのかなと。自分の孤独や寂しさは自分だけのもの。

だから、逆も然りで、寂しそうな人がいたとして、そこに触れないことが優しさになることもあると思います。その人だけの孤独に他者というノイズが入ってしまいますし。
(これ本当に念頭に置いておきたい。)

孤独も飼い慣らすと武器になるし。

話がめちゃくちゃ逸れるのですが、
生きていく中で感じた悲しい気持ちとか孤独を人と共有することで癒えることはありますし、それはとてもいい取り組みですよね。

自己開示にもなるし、分かち合う行為は人生の豊かさにも繋がる。

それを分かち合いたいと思うことが尊いですよね。

しかし辛いベクトルの自己開示は別だと思っていて
己の辛かったことや、孤独を開示するの気持ちいいじゃないですか。ドーパミンがめちゃくちゃ出てる感じがしませんか?
だから、それを人にしてしまうのは、相手を自分の感情処理に使っている感じがしてしまって…

でも負の感情の開示って親密度がめちゃくちゃ上がり得る手段でもあるし…

(これ、私に恋人ができない原因が詰まった記事になってるな?)

それをいかに飼い慣らすのかという…上手く付き合っていくのかという…

とりあえず私は私だけの孤独を大切にしたいし、他者の孤独も大切にしたいです。

難しい。限界です。寝ます。

他者に救いを求めるな。他者を救うことで過去の自分を救おうとするな。(自戒)

ー終ー

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