自分を受け入れる
自分を受け入れる。そんな言葉にいくらでも出会ってきた。しかし、その受け入れ方のというのがなんだか曖昧で分からず、説明してくれる人もいなかった。
私は、両親が離婚し厳しい父に育てられた。いろいろと怒られたり強制されたりすることで、ひんまがってしまった。
中学校では生きづらさをすごく感じて生きていた。とにかく寂しくて心細くて仕方ないのだ。そしてこころのなかでは人にすがりたくて仕方なかった。
高校では同性の同級生が大好きになって毎日その子のことばかり考えていた。ある日、大学が違うことからは離ればなれになることを知って、命を絶とうとしたぐらい。
大学でも、不安でたまらないし寂しくてたまらない。たくさんの人に囲まれてもそう感じるのである。
社会に出てからは、到底やっていけずに精神疾患になり実家で療養してきた。
私は、今になってから分かるのだが自分自身を見失って生きてきた。
父のせいとは一概にいえないが、幼少期の環境によって自分の表現ができなかった。だから、父のいうこと喜びそうなことに沿って生きていたと思う。
あれがしたいこれがしたいということを言ったらいけないんだと思ううちに、ああすればいいのかはこうすればいいのかと雰囲気を察知して動く。
だから、自分の気持ちを無視してきた。一時期は自分のことさえも分からない状態が続いた。
人に意見を聞かれても何も答えられずに空しい気持ちになったし、どこか他人事のような発言をしていたように思う。
そして最悪だったのは、自己評価が低くていつも自分を責めたり自己嫌悪になっていたことだ。頭のなかでぐるぐるとマイナス思考が回って本当に辛かった。
そんな私に少し前、SNSで楽しそうな投稿を見た。その方は、楽しいことをワクワクすることをしようと言っていた。
私は、なに張り切ってるんだ!ワクワクが分かったらそっちを選ぶわ!そもそもワクワク自体分からんのだわ。と腹が立ってきた。
でもその投稿が気になってから『自分が分からない』ということから抜け出すためにいろいろ調べてみた。
そうしたらなんだか自分を受け入れるってワードに出会って、そのあと野口嘉則さんのYouTubeの動画に行き着いた。
そこで、動画の内容が良かったためメルマガに登録した。そこで見た動画からすごく良い方法を知ることができた。
それはいまの自分の感じている感情に対して、寂しいんだね、辛いんだね、苦しいんだね、その感情を感じてもいいんだよというような声掛けをしていく方法。
私もそれを3日ほど続けてきたけどなんだか調子が良い。朝起きたときなんか多幸感に包まれていた。自分を受け入れるってこういうことなんだってなんとなく分かった気がした。
昨日、両親と一緒に美味しい豚カツを食べに行った。すごく美味しかったのだけれども、私はというと手が震えてそれがすごく嫌だった。
双極性障害という精神疾患のせいか、薬の副作用か、ただ緊張していたのか、すごく辛かった。今までそういう経験をすると後悔と情けなさでいっぱいになっていた。
しかし昨日は違ったのである。手が震える自分だって自分だよね。別に悪いことじゃない、恥ずかしいと思ったのも自分だし、嫌だったのも自分だった。ただそれだけ。
そんな風に思えた。そういう風に捉えてみた。するとさらっとした気持ちでいられたのである。これは私にとっては大きな進歩。
でもそれは、いま感じている感情に気づいてそれを受け入れる言葉掛けをしてきたことの結果だと思う。すごく良かった。
これから少しずつ自分の感情を知って受け入れていこうと思う。どんな自分になっているのかとても楽しみである。
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https://youtu.be/7jdlS2kpca8
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