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振り返り 11

ついに自分たちが主体の時がきた。
とにかく嬉しかったのを覚えている。
ミーティングが開かれキャプテン、福キャプテンを決めることになった。なぜかキャプテンの推薦をみんなから受けた。
 たまたまレギュラーだったからなのか、当て職なのかはわからないが基本的にはそういう役は嫌われ役でやりたい人は多くはないと思う。でも自分は即答で返事をした。
 決して強豪校という訳ではなかったがメンバーは揃っている。部員の人数も1.2年合わせて60人前後、当時は本当に甲子園を目指してた。
 そして甲子園に行くには野球に集中できる体制が全然できてなかったのでそれを是正したかった。
 まず最初に我が校の悪しき風習をすべて撤廃した。特にセカンドバックを巻き上げることはみんなダメと分かっていても彼女や友達にいいカッコできないし、自分達の代だけバックが無いことになってしまう。
 それでも我慢してくれと頭を下げみんな納得してくれた。中には不満を持っていた人もいたのは分かっていたがどうしてもそこから変えないといけないと思った。
 これからやっと野球に集中できると思ったが
甘かった。今度は同期の仲間達とキャプテンという立場でいろいろ問題が起こってくる。
 

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