詩 情熱の嵐

サンクトペテルブルクで

鐘を鳴らして

その日のうちに

過眠症で眠り続けたあなた

僕は不眠の頭を抱えて

眠気まなこで午前を過ごす

君の眠りの中に僕は現れるかい?

もうあなたのことなぞ

思い出すのも嫌だと

反抗的な君の眼差しが

かえって媚びているようで

僕は嫌う

君の眼

情熱に包まれて燃える時

君の炎で僕を焼き尽くしてくれ

二人は火あぶりにされた聖人のよう

君の情熱が冷めるとき

僕も冷たい心を持つのだろう

そうさ恋の熱情もいいが

日なたの蒲公英を暖かく見る目を持たないと

情熱のバラよりも一輪のひなげしを

僕は愛す

どうぞ君に捧げさせておくれ

#スキしてみて

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