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マネーリテラシー💰の高い子どもを育てたい!

みなさんは『マネーリテラシー(金融リテラシー)』という言葉を聞いたことがありますか?

・リテラシー(Literacy)・・・読み解く能力
・金融リテラシー・・・金融に関する知識や情報を正しく理解し、主体的に判断することができる能力

SMBC日興証券株式会社

最近の投資ブームもあって、こういった言葉の認知度も高くなった気がします。
というか、私が家計見直しや投資を始めるようになって色々と勉強していくうちに知った言葉なので、多くの人は「もう知ってるよ、そんなこと!」なんでしょうか?


ということで、最近投資に興味をもちはじめた、たまちゃんです😄
私は正直言って、最近まで『マネーリテラシー』という言葉やその意味をまったく知りませんでした。もしくは記憶にないだけで、『お金💰』についての話を聞いたことがあるのかもしれませんが、、、


中学校の教員という立場としては、
中学生に少しでもお金のことや社会のことを知ってもらい『マネーリテラシー』を高めていってもらいたい!」
というのが本音です。


高校生でも必修になった金融教育

2022年度4月から金融教育必修化、という話は社会的にも学校現場的にも話題になっていました。特徴として、資産運用に関する内容が高校の家庭科の授業で教えられるという点が挙げられると思います。
ここでの金融教育必修化とは、高校の家庭科の授業でおこなわれる金融教育を指します。

なぜ高校で金融教育が必修化されたのか。その理由としては、
老後の生活保障が減少する可能性があること
成人年齢が18歳に引き下げられたこと
諸外国に比べて金融教育が遅れていること
などが挙げられると思います。

個人的に納得したのは、「成人年齢が18歳に引き下げられたこと」に関連する部分です。社会人として働き始めてから、大人(成人)として一般的な知識不足ゆえに無駄なお金を払ってしまったことがありました。

その成人年齢が20歳から18歳に引き下げられるということは、社会の一般常識であるお金のルール(法律など)について今までよりも早めに知っておかなければいけないということになります。

金融庁からは、高校生向け授業動画として、「金融リテラシー」について学べる20分程度の動画があげられています。

私が普段教えている中学生たちも、中学校を卒業して高校に進学するときは15歳になっています。高校生になれば行動範囲も広がり、お金の面でも中学生の頃とは違った使い方をしていくことになると思います。

今回の金融教育必修化の話題は、「高校の家庭科で!?」という驚きが大きかったと思いますが、中学校教員としては、「高校で必ず金融についての学習をするのなら、その下地を少しでもつけておかなければ!」というのが正直なところです。
(中学校の先生たちがどこまで『高校での金融教育必修化』を意識しているかはさだかではありませんが、、、)


マネーリテラシーの低い日本人

さて、話を少しずつ中学校へと近づけていきたいと思います。

中学校でのお金の話として、こんなニュース記事を見つけました。

高校ではよくある校内自販機ですが、中学校でせっかく設置されたのに、使われずに撤去されたという話です。

この記事を読んで残念だったのは、
「保護者の方からは、中学校の方にはまだ必要ではないのではないか、という意見。金銭の貸し借りや紛失も含めて課題もあるのかなというご意見でした」
という部分です。

中学生はある程度大人の考えがもてるはずだから、金銭の貸し借りや紛失の部分について議論の余地はあったのではないか、と思ってしまいました。


私は校内の分掌(役割)で会計担当として、学年の生徒たちが使った教材などのお金の管理をして、保護者に決算報告などをおこなっています。

勤務校では、4月末に保護者会が開かれ、そこで会計予算案の説明もおこなっています。「今年度どのような教材を買い、どれくらいお金が必要である」といった内容の話を保護者向けにしています。

しかし、会計担当をするようになって2年ほど経ちますが、この保護者会での会計予算案の説明に少し疑問を感じます。その疑問とは、
「保護者にのみ予算案の説明をおこない、実際にお金を使っているはずの生徒にはなんの説明もしていない」
という点です。

生徒にお金の話をするときと言ったら、大体がお金のトラブルについての指導の場面です。その大半が「お金の貸し借りはよくない、禁止」といった指導です。
もちろん、人のお金を勝手に使ったり力関係でお金を奪おうなど、あってはならないことです。
ですが、社会に出るとお金の貸し借りは多く存在し、話がこじれたり失敗すると大ごとになることもあるはずです。

そんなことになる前に、中学生のうちにお金について、学校や家庭が子どもと話し合うべきではないでしょうか?
先のネットニュースのように、保護者もまだ『マネーリテラシー』が弱い人がいるのかもしれません。
「子どもにお金をもたせるのはこわい、危ない」といった感覚を大人が子どもに押し付けていては、日本人の『マネーリテラシー』は低いままです。


まとめ

これからの中学生は、
「高校進学までに少しでも金融教育を受ける必要があるのではないか」
というのが今回のまとめです。

今までの日本の学校や家庭の中では、あまりお金の話をするのはいけないことのような感覚があったと思います。ですが、それは戦時中の「自分のお金よりもお国のために」や、戦後の「貯金しておけばお金は安全に増える」といったイメージのままの大人たちが多いからなのだと思います。

これからの時代は、自分の資産を自分で増やして自分で守っていく時代です。
中学校教師として、生徒が卒業するまでに「お金」の「お」ぐらいは伝えたいものです。


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