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僕が吃音になった話③吃音への理解

今までは自らの体験や改善の経験をお伝えしました。
この回では周囲の吃音への理解について話していきたいと思います。

吃音の改善には周囲のサポートがあれば非常に助けになります。
サポートといっても大それたことでは無いです。その症状で困っている人が身近にいたら話を聞いてあげてください。
そこでは具体的に改善策を話し合うのではなく、声が出にくい状況というのをただ理解してほしいんです。
「いまのあなたの状況は決して特別なことでは無い」、「あなたは異常ではない」そういったことを本人に伝えて下さい。そうすると本人が吃音の負のスパイラルから抜け出す大きな助けになります。
吃音の改善にはこの状態が異常ではない、という認識が非常に大切です。ただどれだけ自分で思い込んでも、どうしても他者の目が気になります。そんな状態だと発生に関しての苦手意識はなかなか無くなりません。そんな時に他者から「気にする必要はない」という言葉をもらうことがどれだけ救いになるか。。

周囲にどもりがある、発生が苦手な人がいる、そんな環境にいる人でその人の力になりたいと考えているなら「その話題にふれない」という選択肢ではなく、どうかその人を「積極的に肯定」してあげて下さい。それだけで吃音者は救われます。

吃音症という症状はこの世から無くならないかと思います。ただ発症したとしても前を向いて生きていける、そんな世の中になることを願います。

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